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ルール 入店ごとに神姫ポイント1000が必要(初回除く) 勝つと負けた相手からパーツを奪うことが出来る(負けると逆にパーツを没収される) 奪われた武装で未入荷のものは各ショップに入荷される。 退店せずにバトルを繰り返すことで新たな対戦相手が出現する(店を出るとリセットされる) 通常のマップと異なる部分がある(砂漠は風が吹いて流される。廃墟は霧が発生して視界が悪化) 制限時間:300秒 ルール:シングルマッチ マスター 神姫 マップ ドロップ 出現条件 元ネタとか攻略情報とか 美馬坂真尋 ドナ 砂漠 RG8レールガンしましまテイル+BKココレット+IRリコーダー+IR 最初から クリア後再戦不可一部神姫はゲームセンター対戦時とは異なり専用台詞を言う 八月十五日 ジンジャー 廃墟 つれてけご主人様+BKセブンエッジ+IRトンファー+IRアイゼンイーゲル黒+SK 最初から 旧暦8月15日は中秋の名月。クリア後再戦不可 グレーテル ヘンゼル 砂漠 ヴァンダーフォルケ+BKスティレット+IRフルストゥ・クレイン+IRジークムント 最初から 童話「ヘンゼルとグレーテル」から。クリア後再戦不可 真紅女帝総長 沙耶香 砂漠 ビーハイブトゥインクルバトン+IRエアリアルランドセル+BKJLスナイパーライフル 一勝する 犬養創 ヤマト 廃墟 アイゼンイーゲル銀+IRヘルゲートブラスターヴァルナー・テイル+BK 二勝する 神撰組局長 コテツ 砂漠 MSR22スナイパー+IRアイゼンイーゲル黒+CGFB 1.2mm滑腔砲 三勝する 趙飛燕 夏姫 廃墟 日輪光背+BK偃月刀+IR偃月刀+msくろがねのドリル+IR 四勝する 愛猫党党首 ターニャ 砂漠 E=フローター+BK研爪スタンロッド+IR手榴弾+IR 五勝する 左藤楓 メープル 廃墟 M49ショットガン黒+IR-9サブマシンガングラスパピヨン+BKBKピストル+IR 六勝する スキュラ 殺姫 廃墟 FL15バトルスタッフローク+IRシュラム・RGランチャー+IRLS7レーザーソード F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。2戦目に勝つと「どうしてこうなった…どうしてこうなったあああああ!」元ネタはあるゲーム実況動画でのアクシデントから。 ソロモン セーレ 砂漠 手榴弾+msLC3レーザーライフル+IR銀のスプーン+IRブリューナク+ms F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。ソロモン72柱の悪魔「セーレ」から 馬取理沙 エリザベート 砂漠 フルストゥ・クレインカットラス+IRジャマダハル+IRM49ショットガン銀+CR F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。吸血鬼伝説のモデルになったハンガリーの貴族エリザベート・バートリーから。使用する斧「デクレサント」はDLC限定で、倒しても入荷されないので注意 伊庭寛二 13号(14号) 廃墟 シュトゥルムウントドランクフルストゥ・グフロートゥ+IRA・ホーク+IRミョルニルハンマー 自宅に帰る途中でのリリスのイベントを見ると登場 4凶。みぎぃ。初戦時(戦闘前・戦闘後)再戦時(戦闘前・戦闘後)に神姫個別台詞有り 小早川千歳 リリス 廃墟 エアロヴァジュラ+ms 4凶撃破後 再戦不可 4凶メンバー及びヴァルハラ初期メンバーは全員クリア後再戦不可。ライバルデータで「S」をとるならばヴァルハライベントを終わらせる前に取っておこう。 F1優勝後 敵の武装が大幅に強化 各神姫のイベントクリア後、該当神姫のイベントで戦闘したマスターが追加される。ただし、一部のマスターは追加されない。 本編クリア後、対戦相手に竹姫葉月、ガイア、小早川千歳、閃光魔女、痴豚、給料シーフが追加 一部の敵からカスタム装備のGRとLB、+ASを賞品として入手可能 (本人は装備していないので何がもらえるかは現在調査中。追記される方はショップに追加されたものではなく、相手からドロップした現物装備のみを記載お願いします) マスター 神姫 GR・LB・AS(レア?、2種?) その他のドロップ 出現条件 元ネタとか攻略情報とか 定岡千鶴 美礼 アキナス+AS イゾルデ+KRタートルシェル+MSヴァルナー・テイル+RD(RA)ヘリッシュクレイドル 一勝する 橋田義一 エムアール レサート・ロッドシステム+AS ガンアックス+CGフローラルシールドピンク+RDヴォーバン+BK(RA)フラッシングブレード 一勝する 時速30km 和津香 ヴォーバン+AS カイトシールド+BKレディアントアーマー黒+BKD.o.r+MS(RA)プレゼント・フォー・ユー! 二勝する 新渡戸総一 セイラ (粒)ヴィヴィアン+AS (鎚)ガンハンマー+MS(槍)ゴスロリパラソル+BK(腰)レザーパンツ+RD(RA)ウェパルアサルト 青山遊馬 かさぎ イゾルデ+AS ゴスロリパラソル+CRブーメラン+AQレザーブーツ黒+RD 熊澤晶 零 ? KT36D1ドッグテイル+MSスパイダーシェル+BKレディアントリア黒 武装神姫ZEROの主人公とそのパートナー 熊澤晶(クリア後) 零 シュラム・RGランチャー+AS タートルシェル+CGLGパピオン+MSヴイードラシューズパーツ+MS 下部惟平 ルーミ (狙)LC5レーザーライフル+LB (粒)サラ・ヴァティーヌ+ms(背)鋼の翼+BK 二勝する しもべ・いへい 白い悪魔と呼ばれた狙撃兵、シモ・ヘイヘの事か 下部惟平(クリア後) ルーミ トリストラム+AS (ミ)SLUM-ハイマニューバ+GCOSA111 Aスポイラー+MSRUシンペタラス+MS 二勝する 四朗 菊姫 アルヴォPDW11+LB 脚甲・駒駆+MSクラウ・ソナス+CG 三勝する 「模型技術が高い」「オリジナル武装を制作」「パテ盛り」などから推察するにモデルはプラレス3四郎ではなくプラモ狂四郎の主人公:京田四郎の方か 四朗(クリア後) 菊姫 アルヴォPDW11EXT+LBエレイン+AS ヴァンダーフォルケ+BKヂェリカン Coolant+MS 三勝する シーフ嫁 スリンキー アルヴォLP4ハンドガン+LB イゾルデFL017リア+グリーヴァ+MS 一勝する 給料シーフの嫁 シーフ嫁(クリア後) スリンキー (鎚)ガンハンマー+AS (楽)トリストラム+FN(背)つれてけご主人様+BK(背)ヴァンダーフォルケ 一勝する 神崎小太郎 ミホリン (脚)着陸脚"鶴林"+EX (背)しましまテイル+BK(背)FL017リア+クリウーフ+MS(腕)OB:スピネル エストリル 日向夏子 瞬 ? (爆)アグネヤストラ+CR(背)E=フローター+BK(脚)ニーソックス+RD エストリル アブソリュート ダブルゼロ リボンベルト+EX ツインソウブレード+CRヴァルナー・テイル+BKローファー黒+RD ジルリバーズ 鍋島祥子 ロミロミ ? オルフェウス+FNレザーブーツ赤+RDエアリアルランドセル+BK ジルリバーズ 啓太 キウイ ? (斧)プリシニア・ルンカ+MT(背)ターボファンウイング+BK(盾)FL012ガードシールド+KR ツガル ライオンマスク ディアナ ? アグネヤストラ+SKゴスロリトップス+RD着陸脚"鶴林"+BK ツガル ヘルマスク メドゥーサ ? ニニアン+MSつれてけご主人様FL013ガードシールド+KR ツガル 小笠原紗智子 レベッカ ? (Gt)アリサノス02スパイクアーマーE=フローター+RD イーアネイラ 南条アキラ ミツコ ? (ビ)スパイダーシェル+BK(ア)ヂェリカン:Nitro+MS(ア)レザーアーマーショルダー+RD エウクランテ 甲斐作造 ルーン ? (投)ヤタガラス(槍)ライデン・トライハスタ+SK(体)レイディアントアーマー白+RD エウクランテ 丸の内角男 スィン ? アイゼンイーゲル銀P・A・R ショットガン+CRモーニングスター+ms ゼルノグラード 鏡ウグイス パル ? 旋牙ディーカヤ・コーシカRG8レールガン+SK ゼルノグラード 金剛拳司 レアン ? エレキベース棘輪+SKLS7レーザーソード イーダ 宅内軍司 キャノ ? M49ショットガン銀P・A・R ショットガン+MTM49ショットガン銀+SK イーダ 蛇島恒夫 エント ? (ミ)ビーハイヴ+CG(ミ)カッツバルゲル+SK(槍)聖槍"ロンギヌス"+ms アーク 薄井陰蔵 クロ ? (斧)FL015バトルスタッフ(Bz)吠莱壱式+GC(狙)OS-35 AライフルEx+SK アーク 貫目百男 ニーヴァ ? モーニングスター+msスティンガー手榴弾+ms アーク 神田ヒロシ シノブ ? コート コーシカジャンシャーヌビームジッテ アーク 長富小庵斎 カーティン (腰)リボンベルト+OG (Bz)シュトルムウントドラング(狙)OS-36 AカービンEx+SK(小)ブラオシュテルン ハウリン 霧崎メルヒオット スィーフ ? フルストゥ・クレインジャンシャーヌ+SKOS-35 AライフルEx+SK マオチャオ 波多野奨 イーヴィル ? アルヴォPDW9+SKモデルPHCヴズルイフモデルPHCヴズルイフ+SK ストラーフ 小山田愛佳 ロッテンマイヤー ? (棒)スタンロッド(ド)D.o.r(狙)OS-36 AカービンEx+SK アルトアイネス 藤島哲次 ニキータ ? チャクラムジレーザ・ロケットハンマーP・A・R ショットガン+CR アルトレーネ 吾妻拓海 綺羅燐 ? 聖槍"ロンギヌス"Zel ガトリングキャノン+MTカッツバルゲル+SK フブキ 永山早苗 リッキィ ? P・A・R ショットガン+SKM4ライトセイバー+msディスインテグレーター+ms アーンヴァル 大木戸甚平 たま子 ? カッツバルゲル+SKGEモデルR G8レールガンM4ライトセイバー+ms ガイア ハーデス ヘルゲートブラスター+GROS-35 AライフルEx+GR ビームジッテP・A・R ショットガン+GC クリア後十勝する 閃光魔女 シャイナ アイゼンイーゲル銀+GR聖槍"ロンギヌス"+GR フルストゥ・クレイン+SKアイアングローブ クリア後九勝する 竹姫葉月 アルテミス -9サブマシンガン+GRナヴァグラハ+GR RG8レールガン+SKOS-35 AライフルEx+SK クリア後十勝する 陰陽熊 ファム (HG)アルヴォPDW11+GR(楽)エレキギター+GR (双)アングルブレード(Lc)LC3レーザーライフル+SK(RA)シザース・ガリアス・ドミニオール 九勝する 九頭龍 ルル (ド)旋牙+GR(散)P・A・R ショットガン+GR(槍)ミストルテイン+AS (槍)ミストルテイン+ms(大)エアロヴァジュラ+ms 九勝する ういろー ナナ アルヴォLP4ハンドガン+LBシュトルムウントドラング+GRアグネヤストラ+AS ダブルブレード鋼+msZelガトリングキャノン+MT 八勝する 埴場怜太 クラリス (散)M49ショットガン銀+GR(MG)アルヴォPDW9+LB(Gt)Zel ガトリングキャノン+AS (HG)OS-36 Aカービン(小)M4ライトセイバー+ms 八勝する 山県みちる 薫 (Lc)LC3レーザーライフル+LB(小)M8ライトセイバー+GR(狙)グロブス+AS (大)ジークフリート+ms(爆)手榴弾+MT(RA)ゲイルスケイグル 八勝する 麻呂 雛鶴 (双)フルストゥ・グフロートゥ+LB(Lc)スティンガー+GR(散)ゲッシュ+AS (投)大手裏剣"白詰草"(ミ)ビーハイヴ+SK 八勝する 兜茂 ユリコ アングルブレード+LBLC5レーザーライフル+GRグラム+AS ナヴァグラハM49ショットガン銀+SK 八勝する 音黒野美子 クロミ (HG)モデルPHCヴズルイフ+LB(HG)アルヴォLP4ハンドガン+GR(DB)WA666アマラジェーニ+AS (鎚)モーニングスター+ms(拳)アイアングローブ 八勝する 武本哲 チェリー (Bz)シュラム・RGランチャー+LB(投)チャクラム+GR (斧)グリムリーパー(Gt)Zel ガトリングキャノン+MT(RA)バレットカーニバル 七勝する 赤城春菜 麗音 (大)ラムダオ+GR(投)棘輪+LB (小)忍者刀"風花"(投)棘輪+SK 七勝する 笠嶋京香 あざみ コート コーシカ+GR研爪+LBアグネヤストラ+AS アルヴォPDW11+SK三七式一号二耗機関砲+SK(RA)ジャーヴァル・クルイク 七勝する 山中日向 葵 (拳)防壁+LB(ミ)ビーハイヴ+GR(斧)ガンアックス+AS (ミ)ビーハイヴ+MT(投)ディーカヤコーシカ(RA)ロードファイター 七勝する ドグラ・モゲラ 菊花 フォールディングナイフ+LBミョルニルハンマー+GR飛苦無"蓮華草"+AS アルヴォPDW11+SKダブルレイブレード+ms 七勝する 嶋渓フミカ エイル OS-35 Aライフル+LBダブルブレード鋼+GRサラ・ヴァティーヌ+AS LS7レーザーソードコート コーシカ+MT 六勝する 『武装神姫2036』の登場人物とそのパートナー。名前はデザイナーの島田フミカネ氏が由来。 痴豚 ミランダ アイアングローブ+GROS-35 AライフルEx+LB M49ショットガン黒+SKアルヴォPDW11+SK(RA)スリルドライブ クリア後六勝する 得川義文 葛葉 エアロヴァジュラ+LB手榴弾+GRゲッシュ+AS ブリューナク+msディスインテグレーター+ms 六勝する 偉吹玲人 まお グリムリーパー+GROS-36 Aカービン+LBタートルシェル+AS 吠莱壱式+SKD.o.r(RA)スーパーねこ乱舞 六勝する 『武装神姫2036』の主人公とそのマスター。名前の由来はデザイナーであり、『武装神姫2036』の作者でもあるBLADE氏から。 練馬大将軍 ミュー ハンド・パイルドライバ+GROS-36 AカービンEx+LBZel ガトリングキャノン+AS M4ライトセイバー+msM49ショットガン銀+CR 六勝する 真田有希那 キリカゼ ブラオシュテルン+LBビームジッテ+GR忍者鎌"散梅"+AS バトルアックス+msLC5レーザーライフル 五勝する 給料シーフ シルファ M8ライトセイバー+LBローク+LBグラム+AS OS-35 AライフルExジークリンデ+ms クリア後五勝する ケンプ 黒姫 (HG)アルヴォPDW11+LB(MG)アルヴォPDW9+AS (爆)手榴弾+SK(爆)手榴弾+MT(拳)トンファー+MT 五勝する 豪徳寺みか まりぃ (狙)LC5レーザーライフル+LB(投)飛苦無"蓮華草"+LB (楽)エレキギター(小)ブラオシュテルン 五勝する 立花茂 銀千代 (小)忍者鎌"散梅"+LB(ビ)リリアーヌ+LB(HG)EVFガン+AS (鎚)ミョルニルハンマー(小)ブラオシュテルン(RA)ドッグサーカス 五勝する 百武健心 百花 ココレット+LB リリアーヌコート コーシカ+MTモデルPHCヴズルイフ+SK 四勝する チョコレッタ・G アンネ ニンブス+AS ロッターシュテルンビーハイヴ+SKディーカヤコーシカ 四勝する 南部蒼太 フレンダー ディーカヤコーシカ+LB トゥインクルバトン+msミストルテイン+ms 四勝する 鍋島樹里 みおん ? -9サブマシンガンLS7レーザーソード+MTブラオシュテルン(RA)ATK 斧 四勝する 双蜂 ベル ? ロークドラゴンキャノン+SKアルヴォPDW9+SK 四勝する 津軽冬至 雪華 ? ディーカヤコーシカアイゼンイーゲル黒+SK大手裏剣"白詰草"+MT 三勝する 春夏冬 あきな ? (槍)偃月刀+ms(狙)Zel L・R/Sライフル+MT(Bz)シュラム・RGランチャー+SK 三勝する 猪苗代孝実 ふゆなぎ ? グリーフエングレイバーRG8レールガン+SKシュラム・RGランチャー+SK 三勝する 吉川素子 アローズ ? レイディアントリア黒(リア)M8ダブルライトセイバー+msZel L・R/Sライフル+SK 三勝する ダリル・ブレナン ドロシー ? ビーハイヴ+CR手榴弾+MTカッツバルゲル+SK 三勝する 軍曹 三等兵 ? アイアングローブ旋牙+msくろがねのドリル+ms(RA)ATK:楽器 ニ勝する 犬童太 ハナ ? ヘルゲートブラスタージークリンデ+MT手榴弾+CR ニ勝する シルバー・クレイ マリー ? 研爪スーパーシルバーストーン+MTOS-36 AカービンEx+SK(RA)一刀両断・白 ニ勝する 足利崇文 紅葉 ? ビーハイヴジレーザ・ロケットハンマー+msM4ライトセイバー+ms ニ勝する 赤橋瞳子 ハヤテ ? バトルアックス十手+msジレーザ・ロケットハンマー ニ勝する 山中美幸 ライラ 着陸脚"鶴林"+OG M8ライトセイバーFB アルファ・ピストル+SKP・A・R ショットガン+CR 一勝する 柏葉剣 ルーデル ? ハンド・パイルドライバアイゼンイーゲル黒+CGOS-36 AカービンEx+SK 一勝する 三毛屋ベンガル コモモ (腰)リボンベルト (HG)アルヴォLP4ハンドガン(Lc)シルバーストーン+SK(ミ)カッツバルゲル+SK 一勝する 柿崎静馬 ナギ アイアングローブ+AS ジャンシャーヌアイアングローブジークムント+ms 小早川千歳 リリス (Gt)ドラゴンキャノン+GR(小)M4ライトセイバー+LB (Lc)ジャンシャーヌ(Lc)ジャンシャーヌ+SK(Gt)ドラゴンキャノン+SK(RA)一刀両断・黒 クリア後九勝する 戦闘前の神姫の台詞がヴァルハラ一回目千歳初戦のものになる何度戦っても初戦と同じ台詞が聞ける 柴田勝 プルミエ ダーインスレイヴ+AS "シェルブレイク"PB+ms忍者刀"風花"+msOS-35 AライフルEx+SK 左藤楓 メープル - グラスパピヨン+BK(リア)-9サブマシンガンM49ショットガン黒+IRBKピストル+IR 六勝する 猫愛党党首 ターニャ - E=フローター+BK(リア)手榴弾+IRスタンロッド+IR研爪 五勝する 趙飛燕 夏姫 - (槍)偃月刀+IR(ド)くろがねのドリル+IR(槍)偃月刀+ms(背)日輪光背+BK 四勝する 神選組局長 コテツ ? MSR22スナイパー+IRFB 1.2mm滑腔砲アイゼンイーゲル黒+CG 三勝する 犬養創 ヤマト ? (Gt)アイゼンイーゲル銀+IR(背)ヴァルナー・テイル+BK(MG)ヘルゲートブラスター頭甲・咆皇+GC ニ勝する 真紅女帝総長 沙耶香 ? トゥインクルバトン+IRビーハイブエアリアルランドセル+BKJLスナイパーライフル 一勝する
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MMS戦記 外伝「敗北の代価」 「敗北の代価 11」 注意 ここから下は年齢制限のある話です。陵辱的な描写やダークな描写があります。 未成年の方は閲覧をご遠慮下さい。 □ 重邀撃戦闘機型MMS「リカルダ」 SSSランク 二つ名「ミョルニル」 オーナー名「春日 凪」♀ 20歳 職業 神姫マスター 真っ赤に燃え滾るヒートナギナタを振り回し,戦国時代の武将のように名乗りをあげるリカルダに対峙する神姫たちは、ぽかんを口を開けて呆然と立ち尽くす。 オーナー1「な、なんだァ!?あいつ!」 砲台型C「あれがSSS級の化け物神姫、リカルダか」 悪魔型「び、びびるな!!!敵は一騎だァ!!!」 一瞬、神姫たちに動揺が走ったが、すぐさま体制を建て直し、リカルダを取り囲むようにじりじりと移動する。 春日はバトルロンドの筐体に備え付けられているタッチパネルを操作し、状況を把握する。 春日「残り、88機!敵は3つの集団に分かれている」 春日はマーカーで3つのくくりを作る。 春日「まずは集団A、陸戦タイプの神姫を中心とした大集団、数は50、どうせこちらの速度にまともについていけない、適当につぶしておけ」 リカルダ「イエス」 春日「次に集団B!!空戦タイプの神姫を中心だな、数は1ダース(12機)、機種はアーンヴァル、エウクランテ、アスカが多いな・・・まずはこいつらから血祭りにあげろ、皆殺しだ!」 リカルダ「OK」 春日「最後に集団C・・・砲戦タイプの神姫ばかりだな!数は20、機種は戦艦型4隻、戦車型6両、砲台型10台!鈍亀ばかりだ、うまく誘導して同士撃ちにさせろ」 リカルダ「了解」 春日はバンっと筐体を叩く。 春日「見敵必殺(サーチアンドデストロイ)!!!見敵必殺だ!!立ちはだかるすべての障害を排除しろ!」 リカルダ「Sir,Yes sir MyMasterrrrrrrr」 ヒュイイイイイイイイイイイイイイイ リカルダのリアパーツに装備されている巨大な素粒子エンジンが緑色に輝く粒子を撒き散らし唸り声を上げる。 巡洋戦艦型A「奴を倒せば兜首だ!賞金を手に入れて富と名声を手に入れろ!」 装甲戦艦型A「支援射撃を開始する!全神姫突撃突撃ィ!!」 数隻の戦艦型神姫が主砲をリカルダに向けて発砲するのを皮切りに再び神姫たちが吼えるように声を上げて、武装を手に掲げてドッと津波のように襲いかかる。 神姫「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」 リカルダはまったく臆することなく、巨大な素粒子エンジンを全開に吹かして真正面から突撃を仕掛ける。 リカルダ「あは、あはっはは!!この程度の数の神姫でこの俺を倒せるとでも?笑わせるッ!!!」 轟とエンジンを轟かせてリカルダは燃え盛るナギナタを引っ掴んで迎え撃つ。 砂漠を砂埃を立ち上げて、真っ先に攻撃を仕掛けてきたのは、ハイスピードトライク型 アーク、ハイマニューバトライク型 イーダ、モトレーサー型 エストリル、クルーザー型 ジルリバーズのバイク使いの4神姫だった。 バイク使いの4神姫はリカルダの姿を認めると、ばっと散開し一斉に手持ちのマシンガンやキャノン砲、ハンドガンで射撃を開始する。 リカルダ「遅い遅すぎるぜ、それで速く動いているつもりか?」 リカルダは地面スレスレをホバリングするように砂山や岩を盾に攻撃を回避し、ズンと地面を強く踏みしめると、同時に地面に巨大な亀裂と穴が穿つ。 パンッと空気が爆ぜる音がしたと同時に、ハイスピードトライク型 アークの紅の武装が異常な形にくにゃっと歪みバラバラに分解されて吹き飛んだ。 □ ハイスピードトライク型 撃破 真横を走っていたクルーザー型のジルリバーズの目が見開かれる。 ジルリバーズ「なっ・・・」 ぐしゃぐしゃに潰れたトライク型の後から破壊音が衝撃波となって届く。 ドギャアアアアアアアアアン!! チカチカと何かが光ったと思った瞬間、モトレーサー型 エストリルの薄いピンク色の体が黄色い閃光に飲み込まれて爆散する。 □ モトレーサー型 撃破 ジルリバーズ「あ、あああ・・・」 彼女の眼前で瞬く間に僚機が沈む。 あまりにも速い、度外れた速さ、圧倒的な凄まじい破壊の力に彼女は驚愕し見届けることしか出来ない。前方でハイマニューバトライク型イーダが変形を解除し、大剣を構えて対抗しようと、リカルダに攻撃を仕掛けようとするが・・・ 次の瞬間、ジルリバーズの横を薄緑色の塊が軽々と宙を舞いすぐ脇を通りぬけていく。 風が唸る。 ゴキン 鈍い金属音が聞こえる。その音の正体を最初は理解できなかったが、崩れ落ちるバラバラになった自分の体がジルリバーズの視界に移ると意味を理解した。 ジルリバーズ「は・・・はや・・・速すぎる」 □ クルーザー型 ジルリバーズ 撃破 ズドンズドンズドン!! 戦艦型神姫の砲弾がリカルダの周囲に着弾するが、リカルダはまったく意に介さず無視する。 リカルダ「おいおい、なんだ?その動きは舐めているのか?あああん?的撃ちじゃねーんだぞッォ!!!!!」 リカルダは顔を歪ませて新たな敵に向かって突進する。 音速を超え、超高速の剣戟に、対峙する神姫たちはまったく捕捉しきれなかった。 悪魔型「うおおおおおおおおおお!!」 巨大な刀を携えた悪魔型が雄叫びを上げて強化アームを振りかざし突撃するが、リカルダは悪魔型が刀を振るう前に胸部を突き殺す。 □ 悪魔型 ストラーフMk-2 撃破 間髪いれずに今度は巨大なハンマーを携えた白い悪魔型とソードを構えた黒い悪魔型が躍り出るが、リカルダは副腕のレールキャノンをくるんと廻して、胸部を正確に撃ちぬく。 □ 悪魔型 ストラーフ・ビス 撃破 □ 悪魔型 ストラーフ 撃破 脇を小柄な2体の神姫が槍と剣を携えて飛び出してきたが、リカルダは2体まとめて燃え盛る紅蓮の炎を纏ったヒートナギナタで文字通り薙ぎ払った。 □ 夢魔型 ヴァローナ 撃破 □ 剣士型 オールベルン 撃破 樹脂の溶ける焦げ臭い不快な匂いを撒き散らして四散する2体の神姫。 リカルダの強烈な攻撃の様子はさながら嵐のようであった、音よりも速いリカルダの攻撃は空気を引き裂き、爆ぜ、対峙する全てのものを打ち砕く。 次々に撃破のテロップが流れる。 まるで音楽を奏でるかのようにリカルダは縦横無尽に戦場を駆け回り、刈り取るように神姫を撃破していく。 □ 犬型 ハウリン 撃破 □ 猫型 マオチャオ 撃破 □ リス型 ポモック 撃破 □ フェレット型 パーティオ 撃破 □ ウサギ型 ヴァッフェバニー 撃破 □ 騎士型 サイフォス 撃破 □ 侍型 紅緒 撃破 □ 花型 ジルダリア 撃破 □ 種型 ジュビジー 撃破 □ サソリ型 グラフィオス 撃破 春日「30、31・・・」 春日はにやにやしながら腕を組んで数を数える。 怯えた白鳥型が大剣を盾に悲鳴をあげて後ずさるが、リカルダは大剣をガードの上から叩き割った。 ズン・・・ 真っ二つに引き裂かれた白鳥型の表情には驚愕の念が浮かんでいた。 彼女は決して弱い部類の神姫ではなかった。数多の戦場を先陣切って誉高く駆け、敵を討ち取ってきた武装神姫である。 だが、違う。 こいつは違う。 一刀両断されて始めて違いに気がついた。 こいつは普通じゃない。 白鳥型「ば・・・化け物め・・・」 □ 白鳥型 キュクノス 撃破 春日「32!!総数の3分の1を殲滅した、残り68!さっさと片付けるぞ」 春日は筐体の画面を操作して状況を把握する。 リカルダ「だめだ、弱すぎる・・・お話にならない」 参加していた神姫のオーナーたちはたった数分間で100体いた神姫の3分の1が潰滅した事実にただ言葉も無く息を呑む。 いま眼前で繰り広げられた戦い、リカルダの桁ハズレの強さ。 次々となすすべもなく撃破されていった仲間たちを見て陸戦主体の残った神姫たちは完全に戦意を喪失して、武装を放り出して逃げ始めた。 カブト型「だ、だめだァ!!こんなの勝ってこないよ!」 クワガタ型「ひ、ひィいいい」 ヤマネコ型「やってられるかよ!!!」 がしゃがしゃと手持ちの武器を捨てて逃げようとした瞬間、後方からチカチカと青白い光が瞬く。 建機型「!?」 ドッガアズガズッガアアン!! 装甲戦艦型A「撃て撃て!!撃ちまくれェ!!」 巡洋戦艦型A「逃げる奴は敗北主義者だ!!!敵もろとも攻撃しろ!!!」 重装甲戦艦型A「奴を倒せば1億円なんだぞ!!断じて引くな!!後退は認めん!!」 数隻の戦艦型神姫が味方もろとも無差別に砲撃を始め、瞬く間にフィールド内は阿鼻叫喚の地獄絵図に変わった。 ドンドンッドオドドン!!ズンズウウン・・・・ カブト型「ぎゃあああああああ!!」 虎型「ウワァ!!」 丑型「いやああああああああああ!!撃たないで撃たないでェ!!!!!」 猛烈な艦砲射撃がリカルダと周囲にいる神姫たちを巻き込んで行なわれる。 戦艦型の取り巻きの戦車型、砲台型も味方を撃つことに戸惑っていたが、手段を選んでいる場合ではないと悟ったのか、一緒になって見方もろとも攻撃を始めた。 □ 建機型 グラップラップ 撃破 □ 虎型 ティグリース 撃破 □ 丑型 ウィトゥルース 撃破 □ ヘルハウンド型 ガブリーヌ 撃破 □ 九尾の狐型 蓮華 撃破 次々とフレンドリーファイヤーの表示が出ながら撃破のテロップが踊る。 瞬時に周りは地獄と化した。その光景は凄惨そのものだった。目の前で多くの神姫たちが生きたまま焼かれ、重症を負い、そして粉々に砕かれて宙を舞った。 ズンズンズン・・・・ ものすごい爆煙と砂埃で砲撃地点は黒茶色の巨大なキノコ雲が立ち上り、ボンボンと神姫が爆発する音と赤い炎が巻き起こる。 上空を数十機の航空MMSが心痛な面持ちで眺めていた。 天使型「下は地獄ですね」 セイレーン型「うわあァ・・・」 ワシ型「イカレ野郎もろとも吹っ飛ばしてしまえ!!」 ワシ型が手を掲げてファックサインをする。 ドッギュウウウム!! 戦闘機型「おぐ・・」 戦闘機型の胸部を黄色い閃光が貫き、爆発する。 □ 戦闘機型 アスカ 撃破 爆煙と砂埃の中から勢いよくリカルダが飛び出し、真っ赤に燃え盛るヒートナギナタでワシ型MMSを一刀両断で切り捨てる。 □ ワシ型 ラプティアス 撃破 リカルダ「コイツァ最高だぜ、ふ・・・恥も外聞もなく味方もろとも攻撃してくるとはなァ・・・」 リカルダは笑いながら次々と航空MMSをハエのように叩き落としていく。 □ コウモリ型 ウェスペリオー 撃破 □ 戦乙女型 アルトレーネ 撃破 天使型「このおおおおおおおおおおおお!!」 天使型の一機が、上空からライトセイバーを構えて突撃してくるが、 リカルダは最小限の動きで回避し後ろを取る。 リカルダ「はずしやがったな!まだまだガキの間合いなんだよ!」 天使型「そ、そんな!!うわああああ!!」 ズッドン!! □ 天使型 アーンヴァル 撃破 天使型の頭部を跳ね飛ばした次の瞬間、リカルダを含む周囲の航空MMSたちにむけて葉激しい強力なレーザー砲の一斉射撃が加えられる。 ビシュビシュウウビッシュウウウウン リカルダ「おわっ!!」 あわててリカルダが回避する。 ズンズンズン!! □ 天使型 アーンヴァル 撃破 □ 天使型 アーンヴァル・トランシェ 撃破 □ 天使型 アーンヴァルMk-2 撃破 □ 戦闘機型 アスカ 撃破 リカルダの回りを飛んでいた航空MMSを強力なレーザーが貫き、空中に炎 出来た光球を作る。 重装甲戦艦型「ヘタクソォ!!貴様らどこを狙っている!!」 巡洋戦艦型A「ウルセェ!てめえが撃てっていうから撃ったんだろがァ!!!」 装甲戦艦型A「畜生畜生!!」 装甲戦艦型B「ひゃっはああーーー!!!もうだめだァ!!」 巡洋戦艦型B「なにをしている攻撃の手を休めるな!!!」 またしても後方にいる戦艦型神姫の一群が味方もろとも巻き込むのも承知の上で砲撃を加えてきたのである。 1度ならず2度までも、味方を巻き込む非道な攻撃を行い続ける神姫たちに観客たちはブーイングを鳴らす。 観客1「お前らさっきからナニやってんだよ」 観客2「このクズヤロウ!!さっさとしとめろ!」 観客3「誤爆誤射ばっかりやんてんじゃねーんだぞ!!このダボォ!!」 観客4「こいつらさっきから味方撃ちしかしてねえーーーーー」 観客5「なにがしてーんだよ!!このクソヤロウ!!」 グラスやゴミをフィールドにいる戦艦型に向かって投げつける観客たち。 オーナー1「うるさい!野次馬ァ!!」 オーナー2「黙れ黙れ!」 オーナー3「どーしようが俺たちの勝手だろ!」 オーナー4「戦いに誤射誤爆はつきものだろが・・・ボケが!」 オーナー5「装甲戦艦!!副砲撃て!!!あの野次馬連中を黙らせろ!!」 装甲戦艦型B「了解、モクヒョウ カンキャクセキ 撃ちかたーーーーーーーーーはじめ!!」 あろうことか、戦艦型神姫のうちの一隻が観客席に向かって副砲で発砲しはじめたのである。 ズンズンズズン!! 観客1「うわあああああああ!!撃ってきたぞ!!」 観客2「キャアアアアアアアアア!」 観客席の2階の中央のテーブルに砲弾が命中し、料理が爆発して飛び散る。 ドガアアアン!! 2階の観客席で春日たちの戦いを観戦していた神代の顔にべちゃっりとケーキのクリームが降りかかる。 脇に立っていたルカが悲鳴をあげる。 ルカ「きゃああ!!マスター大丈夫ですか!!」 神代が顔に付いたクリームを手で拭き取り舌でぺろっと舐めて片つける。 神代「大丈夫だ、問題ない」 バトルも観客席も戦艦型神姫の無差別な艦砲射撃で大混乱になる。 司会者の東條があわててマイクで放送を行なう。 「観客の皆さんはフィールド上の神姫にモノを投げないでください!!フィールド上の神姫は観客の皆さんに攻撃しないでください!!危険です」 フィールドにいる戦艦型が反論の激を飛ばす。 巡洋戦艦型A「最初に攻撃してきたのはアイツラだろ!!これは正当な反撃行為!自衛のための防衛行動だ!!」 装甲戦艦型B「戦艦に喧嘩売るとは上等じゃねえか!!ぶっ殺すぞ!!!!」 観客3「こいつらなんとかしろよ!!」 観客4「危ない!!危ない!!危ないよ!!」 観客5「おまえらは一体誰と戦ってんだ!!このボケカス!!」 春日はアッハハハと大声を上げてパンパンと手を叩いて喜ぶ。 春日「すばらしいこれこそ混乱だ!!戦場に混乱はつきもの!!最高じゃないか!!」 リカルダ「さあて・・・と残りはC集団のみ、ちゃっちゃと終わらせてやろう」 リカルダはヒュヒュンとナギナタを振り回し、突撃する用意に移る。 戦艦型神姫の一群と戦車型、砲台型が多種多様な砲口をリカルダに向ける。 戦車型A「パンツァー1より全パンツァーへ、敵は高速戦闘に特化した航空MMSだ、対空榴弾装填!!穴だらけにしてやれ」 戦車型B「パンツァー2了解」 戦車型C「パンツァー3了解」 戦車型D「パンツァー4了解」 砲台型A「砲撃モードに移行!焦るなゆっくり狙って確実に当てろ!」 砲台型B「畜生!ブチ落としてやる」 砲台型C[負けネーゾ] 重装甲戦艦型「全艦、全砲門開けェ!!火力で磨り潰せッ!!!!」 巡洋戦艦型A「火力とパワーはこちらの方が上だ」 装甲戦艦型A「一億円は俺のものだ」 巡洋戦艦型B「くそったれ、やってやる」 装甲戦艦型B「蜂の巣にしてやる」 ギラギラと目を光らせる大砲を主兵装備とする武装神姫たち 。 戦艦型神姫は巨大な体に据付けられた主砲をゴリゴリと動かす。一撃でも命中すれば神姫を粉々に粉砕できる強力なレーザー砲を搭載し、全身に対空機関砲とミサイルを装備している。単純な火力だけでは戦艦型神姫は最強クラスの戦闘能力を有する。また分厚い装甲に守られ、撃破するのは非常に困難だ。 戦車型神姫は戦艦型とはいかないまでも、強力な戦車砲とそれなりの厚い装甲を備えている。また何台かの同型の戦車型とコンビを組んで安定している。 砲台型もがっしりと地面に腰を下ろし、砲撃モードに移行し、優秀なFCSによって高い命中率と速射性能を有した滑空砲を搭載し待ち構える。 大型の戦艦型神姫、中型の戦車型、小型の砲台型のバランスの取れた鉄壁の布陣で、リカルダを待ち構える20機あまりの重武装の神姫たち。 リカルダとは対照的に、機動性を完全に最初から捨てて、がっしりと待ち構える神姫たちに隙はなかった。 こいつらは、味方ですら遠慮なく攻撃する下種だ。だが、その分勝つことには躊躇せず破壊的なオーラを纏っていた。 間違いなく強敵、そう感じ取った春日は内心、ほくそ笑んでいたが、命令を下す。 春日「大砲屋風情が調子に乗るなよ・・・リカルダ!!遠慮はいらん!!攻撃しろ!」 リカルダ「イエス、イエスマイマスター」 ぐっと身を固めるリカルダ。 さっきまで野次を飛ばして騒いでいた観客たちも一斉に押し黙る。 そしてひそひそと話し声がもれる。 観客1「まさか本当にあの砲火の前に突っ込むんじゃないよな?」 観客2「ありえんだろ?あの完璧な布陣になんの策もなしに突っ込むのは自殺行為だ」 観客3「あの陣形は点や線の攻撃なんて生温いものじゃない、面での攻撃だ」 観客4「面制圧か・・・この猛砲撃を掻い潜って奴らを殲滅できるとしたら、文字通り化け物だ・・・そんな神姫がいるのか?」 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>[[]] 前に戻る>「敗北の代価 10」 トップページに戻る
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左腕と左脚、左の乳房のみを「サイフォス」ベースの装甲で覆った姿でエルギールはヴァーチャルスペースに現れた 金管楽器の様な凄まじく派手な銀色の装甲は、今回のフィールドである湖畔の風景を見事に天地逆さまに写している 『随分軽装だな?まぁホントの白兵戦になりゃぁ神姫用の武器は「避けられない」方がヤバいって言うし、ある意味ありっちゃありか?でも所詮そんだけだろ?ビシッとキメてやろうぜ!華墨』 (確かに軽装だ・・・が・・・・) 武士の台詞を華墨は半分聞き流している ここ数回のバトルで、華墨は少しずつではあるが自らのデフォルト武装の取捨選択を始めていた 初戦の教訓と「どうせ相手に密着するのだから」という事で、十字戟もメインボードから外し、主力武装は腰の大小に、やや肩周りの可動を阻害する肩当を捨て、ジョイントを介して「垂れ」の部分だけを直接装備、鬼面と喉当ても外していた 最後の二つは今回のバトルに際して急遽実行したのだが、それというのもポッドに入る前にちらりと、エルギールの主力武装とおぼしきものを目にしたからだ それは剣呑な黒い刀身に、禍々しい朱い模様がうねうねと描かれた、非常に大振りなダガーだった(殆どショートソードと言っても良かったかも知れない) 神姫が外出する時に、手持ちの得物の中から携行に便利な物を選んで持ち歩くというのは聞いた事があるが、華墨には何故だか判らないがそれが「護身用の武器では無い」という強迫観念めいた確信があった それで、視界と装甲の二択に(勝手に)迫られて、結果折衷案で、「兜は残して仮面は外す」という結論に至った訳だ いずれにしても、未だに胸の奥をざわざわと撫でられる様な感覚はおさまらず、目の前の軽装な姿を、武士程楽観視出来無いのだった 第伍幕 「Merciless Cult」 自分と相手の戦力差がどの程度なのか?正確に把握するには結局ぶつかってみるのが一番良い。華墨は覚悟を決めた ざくざくいう足音と共に、バーチャルの下生えが踏み潰されてゆく。(いける、いつもの私だ)ポニーテールを地面に水平になるくらい迄浮かせながら華墨は走る。右手で太刀を抜き放ち、気合一閃、一気にエルギールに斬りかかる! 白刃が虚空に白い影を描き、華墨の天地は逆転する。遅れて知覚される苦痛 「ハン!速さと装甲にモノ言わせて真っ直ぐ突っ込んで殴るだけの、単なるゴリ押しじゃない!?案の定大した事無いわね?」 (なんだ!?何をされたんだ?今!?) 地面を抉る程に叩き付けられた華墨だったが、即座に立ち上がり、エルギールから距離をとる 「どうしたの?躓きでもしたのかしら?ホント情っさけ無いわね」 憎まれ口を叩くエルギール。その手に武器らしきものは握られていない。華墨が警戒していた短剣も、まだヒップホルスターの中だ 「・・・」 「つば」を鳴らして太刀を構え直す。いつもの様に、加速をつける為の攻撃型ではなく、切っ先を相手に向けた防御よりの型だ 「・・・アタシってそんな気が長い方じゃ無いのよね・・・来ないんなら」 ヒップホルスターから短剣を抜き放つエルギール。一瞬、朱色の模様が生物の様にうねった・・・様に感じた 「こっちからブン投げてやるまでよォ!!」 「!!」 明らかに短剣が届く間合いではなかった、が、エルギールの剣は鋼線で接続されたいくつかの節に別れ、異様な動きでもって華墨の左腕に巻き付いたのだ。食い込んだ刃が、華墨の人工皮膚を・・・裂く 「くそっ!!」 鋼鉄の毒蛇に腕を拘束されたまま切り込む華墨。だが、引き手を殺されたへたれた斬撃は、あっさりとエルギールの腕甲でいなされ、挙句そのまま首を掴まれる (・・・ぐっ!) くぐもった呻きが漏れる。それは人間的な条件反射だが、神姫が「人がましく」振舞う為に動きの基礎に組み込まれている 「けだものを捕らえるには罠を使うでしょう?アタシはその罠。さぁ、ホントのアタシのフルコンボってやつを見せたげるわ!!」 首を掴んだ左手が捻られる、同時に右足が払われ、左腕の拘束を引き外す動きでそのまま吊り上げられる (これが・・・!?) 「まずは天(転)」 異様な体勢で転ばされ、なんとか残った右腕で受身を試みる 「間に人(刃)」 ぞぶりだかどすだかいう様な汁っぽい音と共に、引き抜かれ空を舞っていた刃が右腕に突き刺さる たまらず、そのまま顔面から地に倒れ付す華墨。打撃系の衝撃が、装甲ごしにでも強烈なダメージを全身に及ぼした 「最期は地に血の花を咲かせて逝きなさいな!アンタの名前に相応しい幕切れじゃない!!」 エルギールの哄笑、無理矢理体を起こそうとする華墨だが、最早戦闘能力が無きに等しいのはいかなる目で見ても明白だ (立ち上がる・・・ちから・・・) 武士が何かを叫んでいた、残念ながら華墨には何を言っているのか全く判らなかったが・・・ (ここで立ち上がる・・・ちからが・・・) だが、そんな力は華墨の中には無かった。愛も、怒りも、不屈の意思も、未だ華墨は本当の意味で理解など出来て居なかった 虚ろに過ぎるジャッジのマシンボイスを、ヴァーチャルスペースに全く意識があるままに、華墨は聞いていた 「華墨・・・負けちまったのか・・・?」 武士は腰を浮かせて、呆然とディスプレイを見ていた その肩に琥珀の小さな、冷たい手が掛かる迄、武士は彼女が入ってきた事にすら気付いていなかった 「ね、判った?闘うってこういう事なんだよ。体はヴァーチャルでも、彼女らが感じる恐怖は本物なんだ。」 小さな、だがはっきりした声だった 「だって・・・武装神姫って、バトルする為に創られたんだろ?」 のろのろと首を回す武士。琥珀の、多分名前の由来なのだろう琥珀色の瞳は、感情を深い所に隠していて、思考を読み取る事は今の武士には不可能だった 「確かに彼女達は闘う為に創られた。でもね、闘争本能を持たされていても、彼女達が本当に闘いを望んでいるかどうかは判らないんじゃないかな?」 「・・・え?」 「判らない?君は彼女のマスターだけど彼女は本当の意味で『君の神姫』になっているのかな?」 「当たり前だ!神姫は登録した人間をマスターとする様に出来てるんだろ?」 語気を強める武士、だが琥珀の口調にも表情にも、僅かな変化も見られなかった 「プログラムされた知性、プログラムされた感情、なら、忠誠心だってプログラムされたものなんだろうね」 「・・・」 にこりともしない、が、別に怒りも悲嘆も、いかなる色も彼女の表情には現れないのではないかと、武士は思った 「・・・」 「プシュ」と空気の抜ける様な音がして、華墨のバトルポッドが開く ゆっくり顔を上げる華墨に一瞬目をやってから踵を返す琥珀 「じゃ、するべき事はしたから・・・縁があったらまたね・・・」 視線だけ二人に向けて言い放つと、もうそのまま、むにむにと柔らかい足音だけ残して琥珀は去っていった 「・・・負けてしまったよ・・・マスター・・・」 「・・・あぁ・・・」 ここで取って付けた様な労いの言葉を吐く事が出来るのか?吐く資格があるのか?労ってやるべき存在?神姫は・・・? 玩具にそれをするのか?人間にそれをしないのか? 「・・・無事でよかったよ」 武士は恐ろしくばらばらな表情でようやくそれだけ吐くと、華墨を抱え上げポケットに入れ、無言でブースから出るのだった 「見事な『壁』役だったね」 「僕は厭だよ。本当はこんな役なんて」 「買って出た苦労だろう?私は何も頼んじゃいない」 「・・・・・」 「・・・君にとってはどうなんだい?」 「何がさ?」 「神姫とは高性能な知性を持った玩具なのか・・・?身長15センチの人間なのか・・・?君が佐鳴武士に叩き付けた問いについて・・・だよ」 「・・・そういう話は川原さんとでもしてなよ。帰ろうか?エルギール」 主よりも遥かに派手な神姫を肩に乗せて去る少女を見ながら、皆川はいかにも意味ありげに不気味に微笑んで見せるのだった 剣は紅い花の誇り 前へ 次へ
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凪さん家の弁慶ちゃん 「義経、準備は良い?」 「…はい、TR-2全システムオールグリーン…いつでもどうぞ」 「おっけ!じゃあいくわよ!皆!」 「「「了解!」」」 凪さん家の弁慶ちゃん/0 「TR-2」 「アーサー、ハンゾー、義経、状況を報告!」 「アーサー異常なし!」 「…ハンゾー、問題ない」 「義経、異常ありません」 「よし、アーサー、ハンゾーはそのまま前進、義経はユニット展開後待機!」 「「「了解」」」 今回もうまくやってみせる。私はそう誓った。 今回は「T3」として私こと義経はこのリアルバトルのチーム戦に参加していた。 しかし今回の戦いでは指揮を担当するマスターは一人という制約が課せられている。 なので通常、早坂未来が私に指示をだすのだが今回は渡瀬美琴がチーム全体の指揮を取っていた。 この大会でアーサーはTR-1という強化ユニットを装備、これは陸戦型アーンヴァル、または量産型ストラーフといった感じの装備で、脚部はアーンヴァル純正装備にストラーフの脚部装備を移植、そしてストラーフのサブアームのマニュピレーターを汎用性の高いものに交換し長さを調節したものだ。 その手には奇跡の剣という名の剣が握られていた。 そしてハンゾーにもこのTR-1ユニットが搭載され、こちらはカロッテTMPを二丁装備している。 そして私はこの二人とは違う装備を身につけていた。 TR-2 これは高威力の超長距離射撃を行う事を目的に、現存する神姫純正武装でアッセンブルされたものだ。 脚部はストラーフの脚部装備をアーンヴァルのブースターなどで固め右腕にはアーンヴァルのLC3レーザーライフルが二門装着されている。 しかし使用するのは一門のみ、あとの一門はレーザーの増幅器として機能する。 背部には吠莱壱式が二門。これは攻撃用ではなく、あくまでも緊急移動用としての装備である。 いちいちブースターを吹かすより実弾兵器の反動の方が始動が早いのではないか…という目的で取り付けられたものだ。 本当にそうなのだろうか? そして各部アタッチメントコネクターにはヴァッフェバニー用の背部タンクやジェネレーターが装備され、そのすべてをレーザーライフルに直結させる事によって限界まで威力を上げている。 はっきりいって神姫用の装備としてはあまりにも特化しすぎており、これで神姫といえるのだろうかという疑問も生まれてくると言うものだ。 しかしこれが後に世に出る姉妹達への開発データになるのならば、甘んじて受けるとしよう。 「義経、TR-2装備完全展開完了」 「よっし!相手方に一発でっかいのをお見舞いしちゃいなさい!」 「了解!エネルギー充填開始…収束率増加、ロックオン完了…発射!」 ヒュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォン… 砲身にエネルギーの渦が形成され ビャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!! 空気を切り裂く青白い光が照射された。 その太さは通常のレーザーライフルのものに比べるとはるかに図太く、禍々しい。 その光が敵チームを包み込み一瞬にして行動不能にした。が、何とか逃げ延びた神姫がいたようだ。 「どう?」 「右腕に衝撃による不具合が少々、でも予測範囲内です」 「わかった、次いける?」 「もちろん!」 「よし!じゃあ第二射!てぇー!!」 「了解!」 なんだ、楽勝ではないか。この装備初弾である程度敵チームを壊滅させれば第二射までアーサーとハンゾーが私を護衛してくれれば勝利は間違いない。 または右腕への損傷を最低限にするならばこのまま私は待機して、あとは二人に任せても良い。 「TR-2はほぼ成功ですね」 「ええ、中々良いわ」 「よし、第二射充填完了…いきます!」 ひゅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ… 再びエネルギーの渦が形成される。そして青い光が大地をえぐる… はずだった。 ビビー!!ビビー!!ビビー!! 「!?」 「義経!?」 ライフルの砲身部から異常。あまりのエネルギー量にライフルの許容限界を超えたらしい。 そのエネルギーの一部が逆流して、システムに過大な負荷を与えている。 「く、ライフルへのエネルギーを全カット!砲身切り離し、緊急離脱ブースター展開!」 ライフルからエネルギーの光が漏れる。その光が私を包もうと迫ってくる。 「!く…腕が…!」 「早く離脱しなさい!義経!?」 「そうしたいですが…無理みたいです。腕が挟まって…抜けない…」 崩壊を始めたライフルなどのパーツにより、私の右腕は付け根からがっちりと挟まっていた。 「あぁもう!!諦めるなぁ!!」 「くそ!くそぉ!」 こんなところでスクラップになってたまるか!! 「こうなったら…!!」 私は脚部に装備されていたナイフを手に取り 「うあぁぁぁぁ!!」 自らの右腕に突き刺した。 「っくぅぅぅぅ!」 なんという激痛か…しかし! 「まっけるかぁぁぁぁ!!」 バチィィィ!! 左腕で右腕を抉り、無理やり引き剥がした。 そしてブースターを噴射。瞬間ライフルユニットが爆発。その爆炎が迫り私を完全に包む。衝撃と高温で体が焼かれる。しかし間一髪スクラップは免れたようだ。 赤い光に包まれていた景色がドームの光りに照らされたいつもの景色に戻る。 ブースターはすべて焼ききれたようで噴射できない。 そのまま自由落下により大地に叩きつけられた。 ドッザァァァッァァァ!! 「ぐぅぅぅがはっ!!うが、あぁ…くぅ…」 状況は芳しくないな…右腕破損…頭部に損傷…両脚部損壊…か…まぁAIに以上は無いようだ…。でも戦闘は無理だな…。とりあえず活動限界か…。 『ピピーピピーピピー試合中止、試合中止』 ドーム内に響く音声、私の意識はそこで切れた。 「む…」 充電完了…各部異常なし…生きている…のか 「…つね!よしつ…!!義経!」 「く…未来…?」 私の目の前にはマスター、早坂未来の顔があった。 「起きたぁ!」 「義経!」 「…起きたか」 「…ふむ」 「おぉ!」 「う…う~ん…!?」 「気付いた?その体」 「頭部形状…それに右腕が…これは…」 「アドバンスドユニット」 その声の先には渡瀬美琴。 「?」 「衝撃対策として右腕間接を汎用強化間接ユニット「リボルバージョイント」に換装、そして頭部ユニットを換装して情報収集能力を上げたの。本当はバイザー式にするつもりだったのだけど、損傷がひどかったから丸ごと換装したんだけど…どうかしら?合わなかったら既存パーツに交換するけど」 アドバンスドユニット…体に施されたマーキングライン以外は既存の素体であった私の体が…強化された? 確かに視覚ディスプレイに追加された項目がある…これは今後装備されるTRシリーズのためか…?それに右腕…今回の戦闘での意見がフィールドバックされたのだろうか…。 「合わないかな?」 「いえ、そんな事はありません」 「そう、よかったぁ~」 「それに合わなかったら合わせます。それが私です」 「ふふ、そうね。まぁ今日は一日ゆっくりして慣らしていって」 「はい、分かりました。ありがとう、美琴」 「はいな、んじゃまた明日」 「ええ、また明日」 「有難うございました、先輩!」 未来が美琴達にぺこりとお辞儀した。 そういえばここは…あぁ部室か…。 明日からまたさまざまな装備を試す毎日が始まる。武装…決まった装備が無い私にとっては毎回毎回ワクワクする時だ。 そりゃ今回みたいな危険は常に付きまとう。 しかし誇りに思う。 私に装備された物がブラッシュアップされ、次の世代の神姫の武装になる…。 そんな特別な関係性に…。 渡瀬美琴は既存部品を組み合わせて新たな武装を作り出す優秀な装備開発者だ。 そして神姫開発の上層部に父親がいて、武装神姫の初回モニターでもある未来…。 私に装備されたものは情報として逐一開発部に送信される。 今回のTR-2がどうなるのかは分からないが…。 この時、砲撃用に特化した装備…という部分が後のフォートブラッグへと繋がることは私達はまだ知らない。 知る事になるのはTR-5が開発され、新たな仲間、弁慶が来てからの事である…。
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2nd RONDO 『そうだ、神姫を買いに行こう ~1/4』 「隠してたわけじゃないんだけど、その…………ね?」 「ね?」 と言われても、俺には何のことだか皆目見当がつかない。 キィキィと軋むオフィスチェアの上で体育座りをした姫乃は、苦笑いのような、バツの悪そうな、形容し難い顔を俺の目から背けた。 服装は昨日と似たり寄ったりの、というか年間を通してカッターシャツにロングスカート(夏は半袖、冬は野暮ったいダッフルコートを追加装備。 日ごとに色が変わるだけ)、肩甲骨のあたりまで伸ばした髪は後ろで一つにまとめ、細身のシルエットによく似合っている。 姫乃がこの狭く汚くボロく散らかった六畳一間 (フロ・トイレ別!) にいてくれるだけで空気が綺麗になったように思う。 いや、事実姫乃がいると、玄関からベランダの窓際まで幸せな香りで満たされる。 小説やドラマでよく見かける 「風に運ばれてくる彼女のいい香り」 とはこのことだったのか。 付き合い始める前から度々、講義と部活を終えた後はこうして俺の部屋を訪ねてきてくれるわけだが、未だこの幸香(造語)に飽きることはない。 それとも、慣れることはない、とでも言おうか。 人間、己が身に過ぎた幸せを恐れるものである。 手を伸ばせば触れられる所に姫乃がいることが、怖いのである。 だってそうだろう? 晴れて大学生となって一人暮らしを始めて、借りたボロアパートの隣室に俺と同じ新入生の女の子が越してきて、しかもその子は可愛さと美しさを足して二を掛けたような容姿で、さらに目が眩むほどの笑顔で俺に微笑んでくれて、そんな子が友人になってくれて、今は俺の部屋で体育座りをしてくれているなんて、今この瞬間も 「これは究極の悪夢じゃなかろうか」 と自分の正気を疑ってしまうほどだ。 ――幸福が過ぎる夢は、目覚めてしまえば重荷にしかならないのだから。 「そうか。 ならば私がその重荷を降ろしてやろう」 いつの間にか俺の肩によじ登っていた姫乃の神姫 『ニーキ』 はそう言うや俺の頬を抓った。 いや、神姫の手のサイズだと、抓るというよりは、 「痛い痛い痛い痛い痛い痛いっての!! お前のサイズでほっぺつねりやるとなあ、蟹に挟まれるみたいに痛いんだぞ!!」 「ニ、ニーキ駄目! どうしたのよいきなり弧域くん攻げ……あああああほら内出血してる!」 椅子から転げ落ちそうになるくらい慌てふためく姫乃とは対照的に、ニーキはあくまでクール(?)に 「そんなもの唾でも付けておけば――ヒメ、君の唾である必要はないんだぞ」 と言い放った。 くそ、もう少しだったのに余計なセリフを吐きやがる。 というかハナコといいニーキといい、神姫ってやっぱり読心機能ついてないか? 「いくらコアセットアップチップが高性能だからって、人の心が読めるわけないだろう。 それと弧域、君はヒメに舐められたいのか?」 「ばっちり読んでるじゃねぇか!!」 姫乃の神姫だから持ち主に似て可愛らしいものだとばかり思っていたのだが、よくよく考えると “神姫は持ち主に似ない” ことは貞方とハナコが一片の矛盾も無く証明していた。 「しかし、どんな男かと思えばこんな奴だったとはな。 ヒメが毎日のようにこ――」 「あー! わー! もうニーキ、少し大人しくしてて!」 姫乃に掴み上げられ、パソコンを常備している机の上に降ろされたニーキは言いつけ通り、澄まし顔で大人しくなった。 黙ってさえいれば、悪魔型神姫・ニーキは武装がなくとも神姫としての魅力に溢れている。 空色の髪をツインテールにして、身体は黒を基調とした悪魔色が鈍く光る。 引き締まった顔に尖った耳がよく似合い、バトルの時は氷のような眼差しと凄惨な微笑みが鉄槌を下すのだろう。 フィールドに立つ、ただそれだけでストラーフ型はオーディエンスへのパフォーマンスとなる。 ……それを姫乃が分かっているかは別の話だが。 「なあ姫乃。 なんで神姫を買おうと思ったんだ?」 「それはもう可愛いもの。 すんごく可愛いんだもの。 工大駅前のヨドマルカメラで電球探してたら、おもちゃコーナーの前でストラーフ型神姫がこう、手を振ってくれてね、一目惚れしちゃったの」 貯金はだいぶ減っちゃったけどね、にはは。 と苦笑いする姫乃に、ニーキを買ったことを後悔する素振りはまったく無い。 「ヨドマルなら神姫に呼び込みさせたりもするだろうな。 ――誰かに誘われて買ったり、じゃなくて?」 「ん? 私の周りはホイホイさんばっかりよ。 神姫持ってるのは鉄ちゃんくらいかな」 「ふうん、そうかそうか。 うん、そうだよなあ」 「?」 ツマラナイことで頭を抱える必要など無かったのだ。 姫乃が浮気? 無い無い無い無い断じて無い。 先程までの杞憂は、そう、ちょっと貞方に遅れを取った焦りから生まれたものだったのだ。 ……と強がってみても、心配など皆無、と言えば嘘になる。 一ノ傘姫乃の魅力があれば男なんて選び放題好き放題だろうに、何故俺なんかを選んだのか、姫乃が隣にいる時はそんな不快な考えばかりが頭を過ぎってしまう。 たかが人形一体で勘繰ってしまうほどに。 姫乃の裏の顔を想像してしまうほどに。 「どうしたの弧域くん。 顔が怖くなってるよ?」 そんな俺の一人相撲を知ってか知らずか、姫乃はまた椅子の上に戻って体育座りしている。 裏の顔、ね。 そんなものがあっても俺はすべてを受け入れる、なんて歯の浮くような台詞を吐くつもりはないけれど、ドス黒い姫乃というのも、それはそれで悪くない。 「しかし姫乃も神姫マスターだったとはね。 俺も買おうかなあ。 んでもってニーキと勝負してみたりさ、楽しそうだぜ」 「え? ……あ、うん、そう……かな」 姫乃の顔が再び、なんとも形容し難いものに戻った。 さっきからどうも様子がおかしい。 分かり易過ぎるほど神姫の話題を避けているようだが、その割にはヨドマルでの出会いをあっさりと白状(告白?)してみせたし、目を逸らすのは決まってどうでもよさそうな話の時ばかりだ。 思えば、俺が神姫の話をしようとした時も、興味がないフリをして話題を避けているようだった。 俺が小一時間ほど “不出来なCDほどフリスビーに向いているのは何故か” を語った時も話に乗ってくれた (というより説教された) 姫乃が、何故こんな話題に口ごもる必要がある? 思い当たるふしは……あー、カツカレーの食べ過ぎだろうか。 「カツカレーで何かが変わると思っているのか。 ヒメ、君の彼氏は馬鹿だぞ」 「心を読むな! そしてもうちょっとオブラートに包めよ!」 「否定はしないんだな」 「お前、人の揚げ足取るの大好きだろ」 「君が見下げ果てた野暮天だからヒメが困っているんだ」 「ちょ、ちょっとニーキ、あんまり――」 「たまには言葉で真っ直ぐ伝えてやるのもこの男のためだぞ、我がマスターよ」 「~~~~っ」 ニーキは言いたいことを言い終えたのか、再び元の寡黙な人形に戻った。 その隣で椅子をキイキイと揺らす姫乃は自分の膝に顔を埋めて――黒髪の間からのぞく耳を真っ赤にしていた。 「言い難い事、あるのか?」 こくり。 頭を縦に動かした。 「怒ってる、とか?」 ふるふるふる。 頭を左右に振った。 「悲しい事だとか」 ふるふるふる。 「あー、じゃあ恥ずかしい事だとか」 こくりこくり。 恥ずかしいこと? 今までの会話のどこに恥ずかしがる要素があった? ますますわけがわからない。 一人で混乱していると、くぐもった声が聞こえてきた。 「……だって、神姫なんだもの」 「うあん?」 「弧域くん、神姫――欲しい?」 「え、くれるの? でもなあ、ニーキはちょっとキツいしなあ、」 「ニーキは駄目。 そうじゃなくて、自分の神姫、買いたい?」 欲しいかと問われれば、そりゃあ欲しい。 着せ替えのように武装させてみたいし、バトルだってさせてみたいし、この隙間風が寂しい部屋に神姫がいれば少しは寒さも和らぐのかもな。 だが、物はいつか壊れる。 熱力学第二法則(第一だったか?)がある限りどんな物でも例外ではないし、神姫だってもちろんその例に漏れない。 負担が掛る可動部はメンテナンスをしていても取り替えが必要になるし、バッテリーも技術が進んだとはいえ充電を繰り返すごとに容量が減っていく。 これらはまだ取り替えが効くからいい。 だがCSCなんて、外部からの衝撃でどんな影響を受けるか分かったものではない。 ――ホイホイさんになぶり殺しにされたマオチャオがそうだったように。 未だあのマオチャオが、持ち主だった弓道部部長の泣き叫ぶ顔が、頭から離れないのだ。 ……あんな別れ方をするくらいなら、最初から神姫なんて持たないほうがいい。 「どうだろうな。 欲しいような気もするし、欲しくないような気もする」 「どっちよ。 欲しい? 欲しくない?」 「俺にもよく分からないんだ。 神姫で遊びたくもあるし、なんつーかほら、犬とか猫とか、死に別れが嫌だから飼いたくないってよく聞くだろ。 あんな感じ」 「弧域くんっていつもはハッキリしてるのに、たまにものすごく優柔不断になるよね」 何故俺は責められてるんだ? 「いいだろ別に。 ハッキリさせなきゃいけないことでもないし」 「よくない」 「いいだろ」 「よくない」 「なんで」 「だって…………よくないんだもん」 姫乃が何を言いたいのか分からないが、少なくとも二人の間うっすらと見える溝をゼネコンが本腰を入れて掘り始めたことだけは確かだった。 俺にどうしろってんだよ、ゼネコンは誰の命令を受けて着工したんだ。 国か? 国なのか? 国土交通省のせいで俺達は付き合ってから初となるケンカをしようとしているのか! 「何がよくないんだよ。 俺が神姫を買っちゃ駄目なのか?」 「駄目っ! ……じゃない、けど……」 「なら買わないほうがいいのか? そりゃあ神姫は高いからな、そう簡単には買えないけどさ」 「そうじゃなくて、そうじゃないの!」 「どっちだよ! 俺は買うべきなのか、買っちゃ駄目なのか!」 「だって! ……だって……」 「だってだって、さっきからそれば――」 言いかけて無理矢理口を噤んだのだが、もう遅かった。 さっきよりも顔を真っ赤にした姫乃が、目に涙を浮かべて俺を……敵のように、睨んでいる。 怒った顔も可愛いんだなあ、なんて考えてる暇があれば謝罪の言葉の一つでも出せばいいものを。 何が悪かったのか皆目見当もつかない俺はどう謝っていいかも分からない。 言葉が出ない。 ぐぅの音も出ない。 希望も何も出てきやしない。 ああ、こりゃもう駄目だ、嫌われたな…………短い春だったな………… 「だって…………だって…………神姫だって、女の子なのよ!!」 「……………………は?」 「神姫はずっと持ち主の側にいるのよ! 弧域くんがもし神姫買ったら、弧域くんはずーっとその神姫と一緒なのよ! わ、私がいない時も!!」 「……………………」 「そんなの! ……そんなこと………………嫌なの」 「……………………」 「ごめんね。 幻滅したよね。 私、すごく嫉妬深いんだ」 「……………………」 「嫌いに、なったよね」 「ンナワケねぇだろおおぉぉぉおおがあぁぁぁああぁぁああああ!!!!」 椅子の上で丸くなっていた姫乃を抱え、ベッドに放り投げた。 「きゃっ!?」 ああもう、悲鳴も可愛い! あっけにとられた顔も可愛い!! こんなに可愛いのに? こんなに愛くるしいのに? 頼まれても嫌いになれるものか!! 「ちょ、ちょっと、弧域くん? 落ち着こう、ね?」 「安心しろ。 俺の頭は今、一面のコバルトブルーだ」 「晴れてる! 頭が晴れてる!」 目を丸くした姫乃に覆い被さるように手をついた。 アルミ製のベッドがギシギシと今にも崩壊しそうな音を立てた。 このベッドもついにシングルからダブルに昇格する時が来たか(?)。 自分の呼吸がどんどん荒くなっていくのが、他人事のように感じる。 体が、心臓の鼓動が、自分のものでないような感覚。 だがそれでも俺は、自分を見失うわけにはいかない。 俺は今、姫乃の目やら唇やら何やらを凝視するのに忙しいのだ! 「あ、あの、私まだ心の準備といいますか、心臓がドキドキして苦しいんですけど……」 「安心しろ、俺もだ。 だがそんなもの、勢いだろう?」 「い、勢い? そ、それにね……その……」 「まだ何かあるのか。 そうだな、今の内に全部言っておくといい」 「まさかこうなるなんて思ってなかったから……」 「うん、そうだな」 「………………今日の下着、あんまり可愛くないの」 「さらば理性ィ!!」 カッターシャツのボタンを一つ一つ外すのも間怠っこしい!! 安心しろ姫乃、今直ぐ全ボタンを引きちぎって、その可愛くない下着とやらを拝んで―――― 「獣め、そんなに規制されたいか。 レールアクション『血風懺悔』」 ずっ。 そんな音が眉間の辺りから聞こえたかと思うと、勢い良く赤いものが飛び出してきた。 「うおおおおおおお!?」 なんだこれ、なにがあった、興奮しすぎて血管が切れたか!? とにかく止血しようと、ベッドに頭を押し付けた。 「きゃあああああああ!? 弧域くん大丈夫!? え~っと、え~っと、そうだ、頭より心臓を高くしないと!」 「『血風懺悔』――受けた者は血風を撒き散らしながら許しを乞うように頭を地になすりつける」 私の得意技だ。 と勝ち誇るような声が聞こえる。 腹立たしいくらいニヒルに笑っているのだろうが、今は視界一面が血で濡れたベッドカバーだ。 「ニーキ!! 弧域くんに恨みでもあるの!? 初対面でしょ!?」 「ヒメも案外野暮天なのかもな。 君達は君達が思っているよりもずっとお似合いの仲だ」 「おいコラ、マジで血が止まらねぇぞ!」 「どういうことよ」 「さっき自分で言っていただろう、 “神姫だって、女の子なのだよ”」 「こ、このやろう人様の眉間に穴空けといて無視かよ……上等じゃねぇか、この借りは神姫バトルで返してやる!!」 叫んだことで穴が広がり、ベッドのシミはさらに広がっていった。 このとき俺は、絶対に武装神姫を買ってニーキを同じ目に合わせてやることを、固く心に誓った―――― NEXT RONDO 『そうだ、神姫を買いに行こう ~2/4』 15cm程度の死闘トップへ
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神姫ちゃんは何歳ですか?第二十九話 奇跡、偶然、それとも…? 書いた人 優柔不断な人(仮) 『新年、明けましておめでとう御座います』 といった挨拶も終わり、特にする事も無く家でゴロゴロしている俺達 去年の正月はユキと二人だけだったのだが、今は観奈ちゃん、皐月、水那岐、ミチル、ムツキちゃん、花乃ちゃんにひじりん、そしてティールにファロンとかなりの大所帯となっていた 親父が遺してくれたこのやたら大きい家に感謝しないとな 台所で片づけ物をしているユキと水那岐とティール リビングでお笑いの特番を見て笑ってる皐月とムツキちゃんとファロン ノーパソを広げ、なにやら難しい顔をしながら打ち込んでいる観奈ちゃんとミチル 「お、観奈ちゃん。宿題?」 訪ねてみる俺 「ケンシロウ、宿題なぞとっくに終わってるぞ」 「あれー?んじゃ?なにやってるの?」 そんな観奈ちゃんの返事をわきで聞いていた皐月が振り返って訪ねてきた。どうやら番組の方はあまり好きじゃない芸人になったようだ 「次の大会の日程がズレるかもしれないとの事なのじゃ…」 街場の小さな大会なら日程が変更になってしまう事も少なからずある が、観奈ちゃんが出るような規模の大会で変更になるなんて事は滅多に無い 「あー!この前あった事故のせいじゃない?」 「あの事故か…」 「年末の大会のフィールド陥没事故の影響じゃな。検査を行って安全性が確認されるまで設営工事が中断されるとの事じゃ」 リアルフィールドで行われるリアル戦でのフィールド崩壊事故は、実は結構発生している 勿論、ビル破壊程度の損壊程度ならば想定内のことだが、床(ここでいう床とは、フィールド基部の事)が抜けたり、防護スクリーンが割れたりといった本来壊れないように作ってある物の事である 「あの事故って、手抜き工事が原因だったってニュースで言ってたわよね。しかも隅っこの方がちょっと沈下しただけだったのに…」 「仕方無い事じゃ。万一その手抜きでもっと大きな被害が出たら大変じゃからな」 「被害って…あっ!ごめん…」 観奈に謝る皐月 実は観奈はその手抜きが原因でフィールドそのものが崩壊し、ミチルが中破・対戦相手は再起不能になるという事故に巻き込まれた事があった 「皐月殿が謝る事では無い。それより、これで延期してしまうと、わらわのような学生オーナーはともかく、社会人オーナーで参加出来なくなる者が続出してしまうのが…」 と話してると、ファロンが割り込んできた 「え?ミチルかーちゃんって、バトルするん?」 「そうなのだ。こう見えても日本でもトップクラスなのだ!」 えっへんと胸を張るミチル 「すげー!見てみてぇ!」 「私も見てみたいです」 ふと気づけば片づけ物が終わったのか、ティールも戻ってきていた 「ふむ、それならこの間の大会のが、コレに入ってるぞよ」 ついっとノーパソを指す観奈ちゃん 「あ、それならテレビに繋いで見ません?」 「いいのか?この後『果糖機関』が出てくるぞ?」 「う…いいんですっ!可愛い娘の為です!…あとでルンルン動画で見ます…」 グっと拳を握り、涙しながら言い切る皐月 「…アップされるといいな」 「ありがとう、皐月ママ」 「さっすがかーちゃんだぜ!」 という訳で、俺達はこの前の大会でのミチルの闘いを鑑賞する事になった 「すげーミチルかーちゃんすげー!」 「ママ…すごい…」 相手の神姫は、自分が何型かわからなくなる程の重武装を施し、的確な弾幕を張って主導権を握るタイプだったようだ さすがのミチルもこの防御を突破するのは困難を極めたようだが、リロードの為にわずかに弾幕が薄くなった瞬間を狙って急接近し、空牙を叩き込み勝利した 「あたいもバトルしてみたいなぁ…」 「私も…」 やはり武装神姫の本能なのか、二人共バトルに興味があるようだ まぁユキやムツキちゃんみたいにバトルに興味無い方が珍しいのだが 「んじゃ、明日『エルゴ』に行ってみるか。二人を日暮さんにも会わせたいしな」 「「わーい」」 「…そう…ですね…二人を…見れば…日暮さんも…きっと…喜んで…くれます…」 という訳で、俺達は明日、エルゴへと向かう事にした 一方、皐月は 「…一体、相手神姫は何型だったのかしら?」 と首を傾げていた 「いらっしゃーい…あ、香田瀬さん。あけましておめでとうございます」 エルゴに来た俺達を出迎えてくれたのは、うさ大明神様ではなく、秋月兎羽子さんであった …まぁ同一人物なのは知ってるけど、皐月達には内緒だ 「あ、兎羽子さん、明けましておめでとうございます」 「やぁ香田瀬さん、今年も宜しくお願いします」 「こちらこそ、宜しくお願いします」 奥から出てきた日暮さんにも新年の挨拶をする 一通り挨拶が終わった所で 「この子達があの二人か。えーと、ティールちゃんとファロンちゃんだっけ?」 「ああ、そうだぜオッサン」 「あの…何で私達の名前を知ってるのですかおじさん?」 グサグサっと、何かが刺さったような音がした気がした 「香田瀬さんから、二人が無事に起動したってメールを貰ったのですよ。その時に名前も教えて貰ったんです」 なにやらヨロめいている日暮さんに代わって兎羽子さんが答えてくれた 「…しかし、二人とも無事起動してなによりだ…」 どうにか立ち直り、二人をマジマジを見つめる日暮さんは 「あの…恥ずかしいですからそんなに…」 「ん?なんだ?あたいのないすばでぃにメロメロなのか?」 恥ずかしがるティールと、大きなの胸を揺らすファロン 「あ、ゴメン」 と顔を赤くしながら目線を逸らす日暮さん 「ダメですよ。女の子をそんなにジロジロ見ちゃ」 「なんか兎羽子さん、怒ってません?」 「いや…二人の素体が、通常のとも白雪系とも違うみたいだったからつい…」 さすが日暮さん。一発で見抜いたようだ 「残念ながら、素体の方は殆どダメだったから、タブリスに換装したんですよ。本当は出来るだけ残しておきたかったのですが…」 「タブリス!これが!新型の!」 タブリスと聞いた瞬間、日暮さんは再び二人を凝視した 「あの…恥ずかしい…」 とモジモジするティール 「やっぱアタシに興味があるのかオッサン」 と色々ポーズを取り始めるファロン 「すげぇ!こんな滑らかに!可動範囲もこんなに!」 うーむ、色んなポーズを取る丑型神姫とそれを見て興奮する男 分かっていてもちょっとアレな光景だ 「ほーら、こんな…あ」 ぽろっ さすがに無茶なポーズを取りすぎたせいか、インナースーツから胸がこぼれてしまった 「おおっ!」ぶはっ! 今まで『タブリスという製品』としてファロンを見ていたがのに急に『女の子』としての面を見せられた日暮さんは、鼻血を吹いてひっくり返ってしまった 「なんだオッサン、純情だなぁ」 腰に手を当て、カラカラと笑うファロン 「だ、ダメだよファロンちゃん。女の子なんだからもっと慎みを持たないと」 慌ててユキが窘めるも 「いーじゃん、減るモンじゃないし」 とまるで効果無し ユキがスーツ上げて胸を納めるも、ファロンが胸を張ってる為、再び露わになる 「…こりゃインナー買い換えないとな。兎羽子さん、もう少し大きなスーツあるかな…?」 「え…あ、はい」 なんか兎羽子さんが羨ましそうな顔をしてたのは気のせいだろう …たぶん 「んじゃユキ達はティールとファロンの服を見てやってくれ」 「え?私も?ファロンのだけで良いのでは?」 「ティールだってユキ達のお下がりだけじゃなくて、自分の服が欲しいだろ。行って来い」 「は、はい!」 嬉しそうに返事をするティール ユキ達がティールとファロンの服を選んでる間に俺は日暮さんと話をする事にした 「…それじゃあやっぱり、素体はほぼ全損だったのか」 「ええ。素体中枢も26・37チップが逝ってましたので交換を。あと8・16回路に損傷があったので修理を」 「よくまぁそんな所を直せるもんだ」 「…それと、奇妙な事があったんです」 「奇妙な事?」 「あの子達、覚えてるんですよ、あの事を」 「あの事って…まさか!」 「視覚回路は繋がってませんでしたからおぼろげではありますが、事故の事を知ってます」 「そんなバカな!CSCも入ってない、電源さえも入ってない状態でか?」 「…電源はありました。あの子達をボロボロにした家庭用電気が。それで一時的に仮起動したのだと思います。その時に『本能的』に致命的なダメージを受けないように自ら回路を切断し、重要チップを保護したと考えられます」 「…信じられん…」 「壊れた回路の先にはCSCシステムがあります。もしそこに、回線内から高電圧を受けてたら…」 「完全に、終わりか」 「…今回の事は、EDENも興味を持っています。単なる偶然とかで片づけるには納得出来ない点が多すぎます」 「だろうな」 「ですので、この事は内密にお願いします」 「だったらなんで俺に話したんだ?」 「…日暮さんも知りたいでしょうから。何故彼女達が助かったのか。それに貴方も当事者です。聞く権利はあります」 「そっか、ありがとな。聞かれなきゃ言う必要も無いだろうに」 キャッキャと店内を物色している彼女達を見ながら、俺達は暫く話を続けた 服を選んでいたはずだったが、いつの間にか武装コーナへと来ていた 「うへーっ、イッパイあるなぁ」 感嘆の声を上げるファロン 「パパの部屋よりもたくさんの武器があるんですね」 とティール 「そりゃ、お兄ちゃんの持ってるのは研究用のだけだから、お店とは比べられないよ」 「あっちに試用コーナーがありますね」 とムツキちゃん 「二人とも、試してみるのだ」 何時見繕ったのか、いくつかの銃や剣の試用品をカゴに入れたミチルが言った 「「はーい」」 試用コーナーでミチルから剣を渡され試し振りをするティール 「とりゃぁ~」 可愛らしい声とは異なり、なかなか鋭い剣さばきを見せるティール 「うわ~っ、ティールちゃんすごい~」 と喜ぶムツキとは異なり、難しい顔をしているミチルとユキ 「よっしゃ。次はあたいだな。せいっ!はっ!」 渡された短銃をビシッと構えるファロン 「きゃ~!ファロンちゃん凛々しい~!」 とまたしても喜ぶムツキと、またしても難しい顔をしているミチルとユキ 「…どうしたんですか、二人とも?」 ムツキは怪訝そうな顔をしているミチルとユキに訪ねる 「うん…悪くは無いんだけど…なんか、ね」 「まだ基本プログラムだから…だけじゃない?…なんか違和感があるのだ」 ユキとミチルだけでなく 「ですわね。基本プログラムは直ってるはずなのですが…」 「なーんか、ピっと来ないんだよねー」 花乃と火蒔里までもが首を傾げてる 「もしかしたら…」 とミチルが言いかけたその時 「お前達、何をしている?」 と声をかけられた 声のする方を向くと、そこにはセイレーン型神姫がいた 「何って…服を選んでるついでに武器を見に…」 「キャッキャウフフ仕様の連中が、武器を見てどうしようって言うのだ?なんだそのヘッピリ腰は?」 「ふ~ん。あたしを見てキャッキャウフフ仕様とは」 「お前なんか知らん。ここでは見かけない顔だな。悪魔型は口が悪いというのは本当のようだな…なんだその笑いは」 少なくともファーストクラスでは見かけない彼女。それなのにミチルを知らないという理由は 裏バトルで馴らしている為に、表での高LVランカーのミチルを倒して名を上げようとして知らないと挑発している まだ始めたばかりでランキングまで知らない のどちらかである ミチル程になれば、見れば相手がどの程度の実力があるかは大体分かる。彼女は後者だ セイレーン型の口調に失笑するミチルに、当のセイレーン型ご立腹のようだ 「き…き…貴様ぁっ!」 今にもミチルに殴りかかりそうなセイレーン型。すると 「エル、何を騒いでいるの?」 とまた別の声がした 「あっ、リーゼ…」 セイレーン型-どうやエルと言うらしい-が声のする方へと振り返る そこには人魚型神姫が居た 「いやコイツラが試用コーナーを占拠してたから…」 そう言われ辺りを見渡す人魚型-リーゼ- 可愛い服を着た天使型と猫型。微妙に武器を持つ手が様になってない丑寅。そしてあきれ顔をしている悪魔型 「…全く、愛玩用にコーナーを占拠されたぐらいで騒がないの」 「む、むう…その通りだ。すまん、リーゼ」 「判ればよろしい」 リーゼに頭を下げるエル 「ってちょっとまて!」 そんな二人を怒鳴りつけるファロン 「あら貴方達、まだ居たの?」 「謝るんあら、あたい達にじゃ無いのかよ!」 「エルは『愛玩用に場所を占拠された程度で騒いで私に不愉快な思いをさせた事』を謝ったのよ。貴方達愛玩用に謝る事なんて、何もないでしょう?」 「ムッカー!なんだコイツ等!大体アタシ達は愛玩用じゃねぇ!」 「あらあら、とてもそうには見えませんけど?特に貴方の銃裁き、まるでなってません事よ?」 「そんな事言っても、私達まだ起動したばかりで、初めて武器を持ったのですから…」 ティールもおどおどしながらも抗議の声を上げる 「基本プログラムだけでももうちょっとマシな動きをするだろう。お前達どっかおかしいんじゃないか?」 エルのこの言葉が、二人を完全に怒らせた 「な、な、てめーら!あたい達だけじゃなく、親父とかーちゃん達までバカにしたな!ぜってーゆるさねぇ!」 「そうです!パパとママの悪口なんて、私、許せません!」 「な、なんですか貴方達は…で、許さなかったらどうするつもりなのです?」 二人の気合いにちょっと驚きながらも平静さを装いつつ訪ねるリーゼ 「てめーらに、決闘を申し込む!」 続く…
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「後始末」 ここから先はただの蛇足。 本当の意味で一ヶ月の間にあった話はもうおしまい。 何よりもう二学期は始まっていて、あの夏の一ヶ月は過ぎ去っている。 だからここから先は、本当にただの蛇足。 アタシはこの白いストラーフを親友である結城セツナに託そうと決めた。 誰よりも信頼していたし、海神を失った悲しみも焔と心を通わせた喜びも知っている彼女になら、この娘を幸せにしてくれるだろうと確信していたから。 それに、彼女の名前は刹奈を思い出させてくれる。 正直に言ってしまえば、未だ悲しみはアタシの中でしっかりと存在していて、時々その重さに潰れてしまいそうな時もあるけど、でもそれと共に思い出される楽しかった事が、アタシをまた奮い立たせもした。 あの町にいた時は、刹奈の名前からセツナを連想したものだったけど、今じゃその逆だなんて、少しだけ面白い。 「なんか踏み込めないって言うか。……壁を感じることがあるんだ。はぐらかすような、そんな感じにも見えたし。やっぱり年上って不利なのかなぁ……」 目の前でセツナはティーカップを弄びながら、気になっている年下の彼の事を話している。 まぁ、アタシが話を振ったんだけど。何事にも前振りって必要だしね。 ……確かその件の彼も、『せつな』って言ったっけ? 「具体的には、どんな?」 アタシはセツナの言葉を促すために言う。 丸々会うことの無かったこの夏の間、お互いに何があったのか話せる雰囲気が欲しかった。半ばそのために聞き始めたようなものだったんだけど。 でも「フラれた」なんて言われてしまえばそんな考えもどこかに飛んで行ってしまう。 「……なんて言うか、二人きりになることをまず避けようとする、かなぁ。友達か、神姫が必ず一緒にいる状況を作っているかな」 よっぽど思い悩んでいたのか、セツナは次々とその具体例を挙げていく。そして最後に、 「結構態度にも出していたし、遠まわしかもしれないけど口にも出して言ったんだけど。それとも男の人って、そこまで鈍感でいられるものなの?」 「うーん……そこまで行くと、どうなのかなぁ?」 少しだけ考えてみる。 少なくても、アタシならそこまで好意を寄せられたら少しくらいは「そうかも」とか考える。 夢絃みたいに、結局何も言わずに……逝ってしまっても、彼から受けた好意はしっかりと伝わっていた。 ただ、確信と自信が無かっただけで。 でも、それはあくまで女であるアタシの事であって、男である件の「せつな」君の事ではない。 思い出した心の痛みに耐えながら、アタシはセツナに言う。 「……実際の所、その彼がどう思ってるのか知らないけど、でもそれって、全部憶測なんでしょ?」 彼の行動からセツナが読み取った、彼の思惑というのは。 「まあ、ね。あくまでそういう風に感じた、ってだけ。それ以上は別に避けられているわけでもないし」 「狙ってやってるとしたら許せない所もあるけど、でもそれも思うところもあるのかもしれないし。どっちにしろ相手のこれからの出方次第だよねぇ」 あたしがそう言うと、セツナは頷く。 「ま、あんまり考えていても、なんともならないわね。この話はこれでおしまい」 確かにこれ以上考えても埒が明かないし、アタシの用件を切り出すのにもタイミングが良かった。 「で、今日は本当は何の用なの? まさかその話題だけで家まで訪ねて来たわけじゃないのでしょう?」 アタシが話を切り出す前に、セツナが話を促してくれる。 このあたりの察しの良さは、さすがと言うしかない。 「私も武装神姫やってみたいと思ってさ、ちょうど良いからってこれを注文したんだ。……だけど、これが届いた頃には、興味が無くなっちゃったんだよネ。まぁ、色々理由はあるんだけど、それは追求しない方向で」 別に隠すこと無いんだけど、この嘘で納得してくれるのであればそれに越した事はない。 そんなつもりでアタシは言った。 まぁ察しの良いセツナの事だから、嘘がすぐにばれてしまうかも、とは思っていたけれど。 そして案の定、すぐにばれたんだけど。 やっぱり嘘ついて引き取って貰うのは、フェアじゃない。 でもやっぱり、全部話す事は出来なかった。 「正直に秘密があるって言ってるんだもん。それをちゃんと言ってくれたんだから、それで十分」 そんな卑怯なアタシにセツナのかけてくれた言葉はとても優しかった。 そんなセツナが、「ねえ、朔良。この娘が起きるの、一緒に見届けない?」と言い出す。「なんとなくだけど、この娘が起きるときに朔良が居ないといけない気がするの」と。 なんだか本当に、セツナのこの察しの良さには救われると感じずに入られない。 アタシは少し緊張して、頷いた。 初めて見る神姫の初起動はなんか感動的で、その新たな意識の目覚めはアタシの心の傷に優しく触れてくる気がした。 不意に涙が零れる。 「……朔良、今ならまだ間に合うわよ?」 アタシの流した涙の事には触れず、それでもそっと確認をとる。 親友の、その思いを受け取りながらも、アタシは首を左右に振った。 この娘の為に、アタシの為に、アタシがオーナーじゃない方がいいという意見は、あの町で話したときと変わらずにアタシの中にある。 そのアタシに小さく頷いたセツナは、オーナー名の登録後、またアタシに視線を向ける。 その視線は「名付け親にもならなくてイイの?」と聞いてくる。 アタシはやっぱり首を振った。セツナに託したんだ。だから、全てがセツナによって行われなければならない。 アタシはそう考えていた。だから、アタシはこの娘の名前も付けられない。 この娘には、アタシの痛みを負わせたくないから。 そんなアタシを知ってか知らずか、セツナは悪戯めいた笑みを一瞬だけ浮かべる。 そして 「個体名、朔。 ……貴方の名前は朔。ここに居る朔良から一文字戴いたの。大切な名前よ」 さすがに驚いた。いくらなんでも、なんて皮肉な……。いや、違う。そのねじれたおかしな偶然こそ、きっと必然。 アタシ朔良が出会った神姫、刹奈。 親友セツナに託した神姫、朔。 そんな符号に、心のそこから嬉しくなる。 こんな気持ち久しぶりで。 だからちょっとだけいたずら仕返してやった。 あの夏の日は過ぎ去り、それはもう閉じられた扉の向こう側にある過去でしかないのだろうけれど。 アタシは忘れない。 あの人を忘れはしない。 あの出会いがあったから、アタシはここに居るのだから。 なつのとびら おわり / まえのはなし
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「武装神姫のリン」 第5話「腕試し」 もうリンと俺の2回目のバトルから2週間が経っている。 あの日からリンはあの時の敵ヴァッフェバニーの「コニー」にかすかなライバル心を持ったのか、賞品の訓練機で日々練習に励み、俺が仕事で家を空けている時間の半分は訓練機に向かっているらしい。 というのも訓練機はUSBケーブルでPCに接続すると訓練のデータをHDDに保存し、リプレイしたり、ゴーストとの戦闘も行える。つまり自分自身との戦いが行え、そうして自分の弱点も見つけることが出来る。 つくづく俺たちにはもったいないほどのモノを貰ってしまったと思う。 それでも、当の本人はそれがとても楽しいみたいなので俺は何も言わないが・・・・・・ 問題が1つだけある。最近のウチの電力料金が上がっているのだ。 もちろん原因は言うまでもなく、今まで仕事時は動いていることが無かったPCと訓練機の分だ。 これはいつも昼食に食べる食堂の定食のランクを下げれば対応可能だ。 おかずの数が少なくなるとは言え、量は十分なので心配することは無いだろう。 コレもリンのためだと思えば苦にはならない。涙を呑んで受け入れようと思う。 そうしてゲーム感覚で訓練を続けたリンはあの初戦で見せたエアリエル技をほぼ完璧に習得していた。 なんでもあのようなジャンプ技はTYPE DEVILの特徴らしく、こういったアクロバット技はストラーフの十八番だ。 ということで俺とリンはエアリエル技をメインに闘うことに決めた。 と、そこでリンが言ってきた。 「マスター。あの技なんですが、できればマスターの命令で技を出すようにしたいんですけど」 「で、技の名前を決めろと??」 「はい。」 純粋な瞳で見つめてくる。これは拒否するわけにはいかない。 でリンが今日の分の最後の訓練(多くても1日に5回と決めているらしい)をしているうちに ネットを使ってソレっぽい単語を検索する。 しかし一向に決まらない。 なぜならソレっぽい名前は思いつくものすべてが今世紀最初のガンダムの名称風になってしまうのだ。 そしてそういう名前をつける輩はどこにでもいるのでどうにもならない・・・・ 「くそ…あの名称のセンスをどうにかして欲しかった…」 俺が頭を抱えているとリンが言ってきた。 「そんなに悩むことなんですか?」 俺はすぐさま状況を説明。 するとリンは意外な打開策を勧めてきた。 「じゃあ漢字で表すのはどうですか?」 俺は横文字しか頭になかったことを悔やむ。漢字ならソレっぽくならない。 まだましだ。 そうしてリンのエアリエル技の名前が決定する。 あの観客を沸かせた技は「裂空」、と言ったかんじで決めておけば命令する時も時間が掛からない。 こういった感じで1週間で基本技(技のためにゲームを売って体操やら、格闘技の教則本を買った俺エラい)を含め、13の技を覚えたリンであった。 そして燐の腕試しに週末の大会に出ることにしたのだが・・・・ 会場に到着した俺は驚く。 なんとソコには初戦でリンに負けたハウリン「レオナ」とそのマスターがいたのだ。 しかも今回は新人戦じゃないので相手のレベルはさまざまな中で優勝するつもりらしく、上級ランカー達を挑発している。 俺はいそいそとその場を切り抜けようと思ったがすんでのところで見つかってしまった。 「おい、ソコの黒いジャケット」 声がかけられるが俺は無視して足を進める。 がヤツは全力疾走で追いつき。 「今度こそはお前の神姫をぼろぼろにしてやる~~~」と呪うかのように言ってきた。 さすがにこういう人とは深くかかわらない方がいいのは分かっているのだが、相手が手を離してくれない。 ソコに放送が掛かる「IDナンバー188960、登録名、燐のユーザー様は至急本部へお越しください」 とのことだったので俺はソレを理由に逃げた。今度は全速力だ。さすがに体力では俺の方が勝っていたらしい。 人ごみの中に隠れるとそのまま受付を済ませる、とは言え今回の選手ナンバー票を受け取るだけだが。 そうして受付から出たところであの「ヴァッフェバニー」のオーナーを見つける。 すかさず俺は声をかける。 「こんにちは~~」 「あっ、この間の」 リンもコニーに挨拶をする。 「リン、こんにちは」 返事を聞く限り、以前のギスギスとした雰囲気はなりを潜め今はとても清々しい雰囲気をかもし出している。 そんな彼女を見て、俺は少し安心する。 だがマオチャオがからかうとやっぱり怒る。 その辺は変わっていなかった。 「やっぱり来ましたね。」 「いや、近所でリンっていう登録名の神姫ユーザーは貴方だけだったと思ったので放送聞いてこの辺で会えるかな?と探していたところでしたよ。ウチのコニーがリン燐ちゃん会いたいってしきりに言ってたので。」 見るとリンはコニーと話している。耳をすませてみると・・・・ 「この場合は、敵に突進するよりも横に回避して敵に次の攻撃に備えるほうが良い」 「そうなんだ、ありがとう。コニー」 「いや、じゃあ私のも聞いてくれる? 犬orネコがプチマスィーンを使ってきて・・・・」 女の子のする会話じゃありません。本当に(ry とりあえず彼とはブロックが違うので昼飯時にでもまた会うことにした。 そうして指定されたブロック(体育館をテープでブロックごとに仕切って40型程度のモニターと端末。そして係員がいるだけだが)に移動する。別のブロックの前を通りかかった。まだ朝の9時代だというのになにやら人が集まっていると思ったら・・・・視線の中心にはオーナーと思われる女の子とおそろいのセーラー服を纏った神姫がいた。 とても、とても目立っていた。今日は舞装神姫のイベントは一切無い。月に1度行われる地区大会だ。 なにやらこの大会はユーザーの中でも特に入れ込んでる人が集まりやすいらしい。 今日のリンの衣装は白いブラウスにブレザー、タイトなスリット入りスカートと結構目立つ、いまは向こうの方が目立っているのでかまわないが、あんなふうに注目を集めるのはごめんなので今度からは気をつけることとしよう。 そうして指定されたブロック、Fブロックに付いた。ライバル達はすでに戦闘体勢だ。ナカにはモバイルPCとポータブルタイプの訓練機を使って今もトレーニングをしている神姫もいた。 俺もリンを急いで着替えさせ、係員にナンバー票を見せる。 試合は3試合目だそうだ。 ほかの試合中は俺が敵の特徴を分析し、リンはかばんの中で精神統一する。 これはどこかのアニメの影響らしいが良くわからない。 リン曰く敵の動きが感じ取りやすくなるそうだ。 そうして俺たちの番が回ってきた。 今回は大型の端末では無いのでマスターにも専用ゴーグルが渡される、それで神姫との視点を共有するわけだ。 初戦は訓練の成果が遺憾なく発揮され、40秒でKO。 第2戦は少し被弾したがハンドガンの弾なので気にせずフルストゥ・グフロートゥで武装を全て叩き落としてやった。 しかし第3戦。強敵が姿を現した。 相手のオーナーのランクはC、燐はまだ実戦経験が浅いため俺はDランクの下っ端だ。 いままでは同じDランクまでの相手だったがクラスが違うとなると敵のレベルが予想できない。 コレまでに無い苦戦は必至だ。 俺は燐に告げる。 「今回は裂空もガンガン使っていくぞ、それからアレも使ってやれ、もし敵が燐のデータを持っていたとしてもコレばかりは予想が付かないだろうから。」 「わかりました、ではいつもどおり運動量で相手を圧倒します。」 「よし、やるぞ!!」 戦闘が始まる。 敵はアーンヴァルだが自慢の翼はドコにも見当たらない。変わりに燐と同じストラーフのパーツが取り付けられ、セカンドアームの右腕はアングルブレードやフルストゥシリーズを組み合わせた、スプラッター映画に出てきそうな禍々しさだ。 逆に左腕はクローが取り外され、ソコにビーム砲が取り付けられている。 バックパックには巨大なエネルギータンクが備えられていた。 そして本体は両腕にマシンガンを構え、肩のホルスターにはオート、リボルバー両方の拳銃、腰にはライトセイバーがちゃっかり装備荒れている。近遠両方こなせるようにバランス調整されていた。 一方燐はエアリエルを重視して、射撃武器はリボルバー(元から持っているものと例のイベントで手に入れたものだ)のみ。 他にもイロイロと装備は追加しているのだが、ここでは割愛しよう。 敵はまずマシンガンで牽制してくる。 燐は最初とは比べ物にならない、華麗とも見えるステップで回避。しかもそのまま身体を回転させ、空中で逆さまになりながら2丁のリボルバーを引き抜いて乱射。 1発が敵の胸に向かうもソレはセカンドアームで防がれた、がそれはコチラも同じだ。 ただ弾の数が違うためこちらの方がアームに負うダメージは多い。 が幸運にも最後の1発が敵のマシンガンの1丁を弾いた。 すかさず燐はフルストゥ・クレインを投擲するが敵も同じくフルストゥ・グフロートゥとフルストゥ・クレインを連結して投げてきた。質量の差でフルストゥ・クレインは弾かれて連結刃が燐に向かう。 燐はセカンドアームのクロー。唯一連結刃の強度に対抗できる爪の部分。それを頼りに手刀の形を作り。刺すようにして突き出した。 独特の金属の衝突音が響き。連結刃は壁に突き刺さる。 しかし燐のクローの爪も2本ばかりが折れてしまった。 そうしているうちに敵は左アームのビーム砲を放つ。 弾速がマシンガンよりも遅いので燐は身体をひねるだけでそれをやり過ごすが、ソコに又しても連結刃が飛んできた。 そのまま受身を取るように前転して回避するが今度の連結刃は違う。ターンしてまたしても燐に向かっていった。再び飛来する刃が決定打になることは無いが、燐は敵の距離をじりじりと開けられている。 間合いが遠くなるほど燐にとっては不利になる。 俺は燐に決断を促す。 「燐、隼を使え。これ以上距離を開けられると負ける 「分かりました、マスター!」 燐は連結刃に背を向方かと思うとバック転、と共に脚を広げて体を捻る。カポエラの技からヒントを得た隼という技だ。 予測できない角度からの遠心力を思い切りこめた後ろ回し蹴りを放つ。 神姫の運動能力だからこそ実現可能な技だった。 その蹴りが向かうは連結刃。しかし燐は足先の小さなナイフで正確に連結刃の中央、刃が無く、最も弱い部分を切断する。 そして着地と同時にレッグパーツの脚力を100%使ってのジャンプ。一気に相手との距離をつめる。 着地点に敵が砲撃してくるが、アームを格子状に構えて正面の防御を固め突進する。そしてサイドステップを多用して敵をかく乱しつつ距離をじりじりと詰めていく。 敵はエネルギータンクの重量が祟ったか速度が遅い。 燐はステップを踏むごとに、アームユニット背部にマウントされたフルストゥ・クレインのロックを解除していく。 そして距離がほぼアーンヴァルのレーザライフル1本分に相当する瞬間、燐は全力でジャンプすると同時にアームユニットをイジェクト。 さらにロックが外れたフルストゥ・グフロートゥを空中に放り出すとそのまま1回転し、オーバーヘッドキックのように蹴りだす。 フルストゥ・グフロートゥが敵の脚を貫いて敵を止める。 後は残りのフルストゥ・クレインでフィニッシュだ。 だが敵も黙っちゃいない。クローで反撃してくる。 クローはリンのレッグユニットを破壊したがリンの本体には傷ひとつ付けていない。 そうしてリンが敵の胸にフルストゥ・クレインでとどめを刺す。はずだった。 ザン、という音がモニターから出る。 ソレと同時に俺のゴーグルに表示されたのは負けを表す文字列だった。 燐は少しところで勝てなかったのでしょんぼりしながら敗因を分析する。 敗因は敵の本体のライトセイバーだった。 腰裏に装備されていたため、バトルが始まってからは俺もリンも存在を忘れていた。 ソレをギリギリで引き抜かれて蒼い刃が燐の腹を貫いたのだ。 「マスターすみません。負けちゃいました……」 「いや、リンが気にすることは無いぞ、ちゃんと相手の装備を把握仕切れなかった俺にこそ落ち度がある。 でも格上相手にによくやったと思うぞ、このペースならCランクに昇格もそんなに遠くない。」 「じゃあ、明日シミュレーションバトルに付き合って下さいね。」 「お、おう、約束だ。」 今回は3回戦で負けたので賞品は参加賞の図書券だったが、コレでリンに大好きなポ○モンの文庫を買ってやれたのは幸い だったかもしれない。 ~燐の6 「決闘、対ルクレツィア」~
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「先輩!イルカがこっちを向きましたよ」 「おー、かわいいなぁ。しってたか?イルカは睡眠をとるときに脳を半分ずつ寝かせているんだ」 「そうなんですか?理系としては興味深いですね」 「そのあたりは俺はサッパリだけどな・・・」 「・・・・・あ、次のショーが始まりますよ」 気まずくなって話題をそらす由佳里、その心遣いが優一には痛かった。 電車で小一時間ほどの距離にある水族館、その一角の一番広いスペースを占める大型プールで行われている、イルカのショーを二人は見物していた。 すると突然、イルカの一頭が大ジャンプして着水、大量の水飛沫が二人に降りかかる。 「のわっ!?」 「きゃぁ!!」 「はっちゃー、ビショ濡れだな。大丈夫か?」 「どうにか・・・」 優一は暗い色の服装のためか頭が濡れた以外目立った被害は無いが、由佳里の方は白いブラウス越しに下着が透けてしまっていた。 「・・・・とりあえずこれ、羽織っとくといいよ」 「はい・・・」 そう言って彼は紅くなりながら自分の半袖ジャケットを由佳里に手渡した。 -- 「フンガー!!!」 「お姉様落ち着いてください!」 「駄目だコリャ」 反対側の座席の一角、優一らが座っているちょうど反対側に八雲達がいた。 「だって、今もの凄く良い雰囲気だったでしょう!?」 「だから落ち着いてくださいって!」 怒りやら嫉妬やら負の感情で、アカツキは完全に我を失っていた。 「とにかく、見つかったら面倒だから、二人とも静かにしてくれよ・・・」 「『女の嫉妬は地獄の業火』、って言うでしょ。諦めなさいな」 頭を抱える八雲に追い打ちをかけるミコト。シラヌイは彼の気持ちが何となく判る気がした。 お天道様が南のど真ん中を通過する頃、イルカショーを見終えた二人は外のベンチで休憩を取っていた。 「えっと・・・・・・由佳里、今何時だ?腹減っちまった・・・」 「丁度十二時半ですね。実はお弁当、作って来たんですよ。先輩もどうですか?」 そう言うと由佳里は自分のバッグからゆうに五人分は有りそうな重箱を取り出したが、空腹感が既にピーク(優一の体はトコトン燃費が悪い)に達していた優一からしてみれば好都合だった。 「いよっしゃ。戴くとするかな」 「あhfhrkfじゃいおええかm!!」 「だから!いい加減にしてください!!」 一方、100メートルほど離れた植え込みの影では段々と手に負えなくなってきたアカツキをシラヌイが必死に止めようとしていた。 「手作り弁当とは・・・・やるな・・・・」 「同感」 「まさか、まさかまさかまさか、『君も食べちゃいたいよ』みたいな展開に・・・」 「「なるわけあるか!!」」 二人に気づかれない最大限の音量で突っ込むミコトとシラヌイ。いつもの敬語は何処へやら・・・。 「はふぁー」 ため息をつく八雲、辟易するのも無理は無いだろう。元来彼は他人の行動や言動を疑うことがない。よく言えば正直者、悪く言えば早とちり仕勝ちな人物だからだ。 「兎に角、二人とも後で黒崎に謝っとけよ」 気を取り直して八雲はアカツキとシラヌイに忠告すると、シラヌイは沈黙を持って了解としたが、アカツキから拒否の言葉が飛び出した。 「・・・・・・・・」 「嫌です!」 「へっ?」 「だって、私たちに相談せずに勝手に由佳里さんと出かけちゃったんですよ!後を付けない理由はありません!」 『私があの時シラを切っていればこんな事には・・・!』 内心、「しまった」と思うシラヌイ。自分の所為で優一に怪我をさせてしまったことに。 「兎にも角にも、ランチが済んだら・・・。否!今すぐにでも突撃です!!」 「あ、ちょっと!お姉様!!」 時既に遅し。どこにしまっていたのか、完全武装でアカツキは二人の元へ突貫していた。 「うん?ってえぇえ!?アカツキ!?なんでここに!?」 「マスタァアア!!覚悟ーーーー!!!」 「待て!!話せば判る!!」 「問答無用!!話す必要はありません!!!」 まるで何時ぞやに起きたクーデターを彷彿とさせるやり取りを交わしながら、数分ほど、一人と一体の一方的なドッグファイトが続いた。 ドッグファイトが終わって、悠一は肩で息をしながらアカツキ達に説明していた。 「ぜぇはっ、ぜぇはっ。だから、由佳里に誘われたって、言ってンだろ・・・!」 「だからと言って、隠し事をしていたことには変わらないじゃないですか!」 「あの・・・ごめんなさい、アカツキちゃん。私が、先輩を誘わなければ・・・・」 「そんな!由佳里さんが謝る事じゃ・・・。それに、悪いのはそれに鼻を伸ばして乗っかったマスターの方ですよ」 「だから、黙っていたのは悪かったって言ってるだろうが・・・」 「まあ、その位で良いんじゃないかな?彼にも事情が有ったって事で」 優一は内心「有り難い」と思ってしまった。八雲が間に入らなければ、延々と続いたであろう循環を止めてくれたことに。 「それはともかくとしておいて、久しぶりだな御名上。三年ぶりか?」 「ああ、二日前イギリスからね。本物のタワーブリッジはデカかった・・・」 「ミコトも連れているってことは・・・」 「そう!向こうでも、いや向こうだけでなく世界中で武装神姫は大人気さ!良い修行になったよ。・・・・・ヨーロッパチャンピオンには返り討ちにされたけど・・・」 「あれは別格だろ・・・。ともかく、今度一戦どうだ?留学に出るときは全然だったお前の腕前、どの程度か見たくなった」 「良いねぇ、それ。じゃあ、都合が付いたらすぐにでも連絡するよ」 「あいよ、またな。さてと、俺らも帰るとするかな?」 「マスター、まだ話は終わっていませんよ?」 「そ、そうだったな。はは・・・ははははは」 その後、優一が家路につくのは日も暮れかける時刻だったそうな。 その日の夜、優一達が寝静まった頃合いを見計らって、一つの影がムックリと起き上がると窓を開け、夜空へと飛び立って行った・・・。 第壱拾七話へ続く とっぷに戻る
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WEB拍手へのお返事と、メッセージログのページ。 WEB拍手へのお返事。 メッセージログ WEB拍手へのお返事。 4月1日限定ネタについて。 くはははははは、騙されおったか、皆の衆。 世は満足じゃ~♪ まあ、イベントですのでこういうのもありかと。 5/4 作戦成功。この作戦、半月に一度位更新できたら良いのですが、ネタが…。 5/5 インターミッション08、某エイジと~ との事ですが…。 エイジはよく覚えていませんな~。なにせ最後に読んだのはもう『ん』年前の事ですし…(私の高校には図書室に普通に漫画があったのですよ)。 5/6 神姫愛好者さま。 このページは半分貴方の為のページです(5/23現在)。 感想の一つ一つがオラの元気玉を大きくするんだ! 5/11 神姫愛好者さま。 10回全部に違う物を書いておりましたよ。 …それからあのカニデカ、良いですよね。ファイナルベントのやっつけ仕事っぷりがまたなんとも言えずに良い味出してます。 某PSの格闘ゲームでは王蛇より強いんですが…(バイザーが武器な時点でかなり有利)。 5/22 神姫愛好者さま。 これから先ですか。それは読んでのお楽しみって事で…(これでアイゼンが一回戦敗退とかしたら皆困るだろーな)。 あとAC4fAは面白いですぜ旦那。 原稿用紙一枚分も無いセリフでキャラが立つ奴連打。 シナリオも分岐式で両勢力どちらの切り札にもなれますし、あっと驚く仕掛けがいくつもあります。 4時代からの引継ぎキャラに隠しイベントの山(例えば、とあるミッションで僚機が敵に向かって行った後、しばらくその場で待っているとオペレータの女の人に『お前も行け!!』と叱られます)。いやあ、語ると尽きないのでこの先は自粛。 AC好きなら買って損は無いのでは? 5/29 神姫愛好者さま。 同士討ち万歳。それからネコはバトルには使いづらいのですが、日常ネタはすごい出てくるので困ったものです。いっそ奴が主役の方が良かったかも…。 6/29 マヤアさんはスゴイっす。……色んな意味で。それから例の鳥子、実はランク9の人より強かったりする。……まあ、マヤアさん相手ではサザビー相手にザクかグフか程度の差でしかないけれど……。 6/29 そう、真の強者は戦わずに……、って違うから。そうじゃないから。あれを強者の見本にしちゃダメーーーッ!! 7/1 ご愛読、及び初拍手、有難う御座います。拍手コメントがとても励みになります。無理をしない程度に頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。……この文章、ちと硬いですかね? 7/6 WEB拍手の文字を左揃えにしたくてスキンを弄ってみたのですが、これしか左揃えになるスキンが無かったのです。……しかし意外に好評なようで、これがメイド効果と言うものでしょうか? 9/6 ほぼ二月ぶりのメッセージでした>土下座さま。 前から趣味が合うとは思っていたが、まさかこれ程とは……。 因みに、オラトリオ以降ALCはスペシネフとサイファー → マイザーγ、スペ戦を使ってましたね。(近所のゲーセン潰れて半年ほどやってませんが……) 9/7 やっぱりマヤアは凄いですね~。いやもう、マジでこいつを主人公神姫にすれば良かったと……。 それから募金5円も有難う御座いました~。 9/28 有難う御座います。>土下座さま。 アイゼンとデルタのバトルにもご期待下さい。……ちゃんと面白く書けると良いのですが……。 メッセージログ 容量対策に、メッセージの格納ページを作成。 残虐とかはどうなった? -- 名無しさん (2007-09-14 15 09 05) 遅レス申し訳ないです。あのネタは残虐度を薄めて再構成中です。いつの日か日の目を見るときが来るでしょう。・・・たぶん。 -- ALC (2007-09-15 19 50 08) http //proxy.f3.ymdb.yahoofs.jp/bc/78c0fc3e/bc/c128/%a5%b9%a5%c8%a5%e9%a5%a4%a5%af%a1%a6%a5%d5%a5%e9%a5%f3%a5%ab%a1%bc.jpg?BCiPl7GB3GMVsMbu -- 写真、明るさを調整しました。良かったら使って下さい。 (2007-09-17 18 50 55) ごめんなさい。理由は不明なのですが見れませんでした。 -- ALC (2007-09-17 23 13 14) http //www.mediafire.com/imageview.php?quickkey=6ttzukx3m71 thumb=4 -- 慣れないツールの使用でこちらも手落ちがあったかと。今度は大丈夫のはずです。何かに使えるとは思いますので、お渡ししておきます。 (2007-09-18 15 13 14) ども、ミヤコンです。フランカー格好いいですねw まさかアーマーになるとは・・・・それにしても鳥子は組み変えしやすいですね。 -- ミヤコン (2007-09-18 16 27 01) 遅レスでごめんなさいなALCです。 そしてまたもや見れない画像(泣)。私のPCが原因なのでしょうか? ファイアーウォールとか? -- ALC (2007-09-19 22 42 36) ミヤコンさまお褒め頂きありがとう御座います。 まったく鳥子の便利さときたら・・・。 誰ですか、鳥は一個で良いやとか言って一個しか買わなかったALCは? もう近所の店では鳥子売ってないじゃないですか!? 二個買った魚子はいっぱいあるのに・・・。 さて、フランカー(いまだ仮)の件ですが、白子+鳥子がベースである以上できるんです。 そう、黒鳥子を入手すれば黒いフランカー(仮)ができるんです。 そちらの名前をどうしようかと考え、いまだ(仮)な訳なのです・・・。 ・・・遅レスな上に長々と失礼しましたALCでした。 -- ALC (2007-09-19 22 48 22) 「神姫の構造について~」、拝見しました。よく考えられていると思います。少なくとも、読んでいて矛盾は感じませんでした。 -- 土下座 (2007-09-23 00 59 36) 途中送信失礼しました。私も漠然とは考えていましたが、「腹部に関節がないのは、やっぱり神姫のボディで一番容積を稼げる部分だから、ここに関節をつけちゃうとバッテリーとかも小さくせざるを得なくて活動時間が減るのかなー」くらいの曖昧さでしたがw あと一般論ですが、世間のサブカルチャーは、エロと賭け事の存在が定着の鍵と聞いたことがあります。つまり世間にこれだけ定着していると言う設定の武装神姫は、逆説的にエロの存在が(ry -- 土下座 (2007-09-23 01 03 47) 土下座さま。お読みいただきありがとうございます。えろボディはありますよねきっと。一般販売なのでデフォルトにあるかどうかは微妙ですが。 実は次回のえろらぶシリーズはそれ関連のネタだったり…。 さて、本編八話とどちらが先に更新できるのやら…。 筆を早くしたいALCでした。 -- ALC (2007-09-24 00 42 34) にゃー -- 名無しさん (2007-09-25 10 33 58) にゃー? 意図が分かりませんが一応返礼します。 にゃー。 -- ALC (2007-09-26 01 11 21) いつの間にか2036HITを超えておりました。当初の目的であっただけに感無量です。来てくださった全ての方に改めて感謝いたします。 -- ALC (2007-09-29 03 19 03) この下にさりげなくネタが仕込んであるのに今気付いたw -- 土下座 (2007-10-29 23 23 35) ↑ぱっと見何が何の事だか分らなかった俺、参上。こんな所にこんなネタを仕込むとは……俺もマネしよw -- 神姫愛好者 (2007-11-01 07 35 07) カモメとウミネコの件で突っこみを入れたものです。大変ご無礼いたしました。出来たらメールでも差し上げようとアドレスを探したのですが、連絡先がWeb拍手しか見当たらなかったもので……。あの時の投稿は、ハンドルネームを含め、全て公開して下さって構いません。特に問題ありません。 -- 男爵 (2008-04-17 15 11 38) と言う訳で、男爵さまより『カモメとウミネコは違う鳥です』という旨のご指摘を頂いておりました。 分類上近似ではありますが、別種の鳥です。 生態も少々違うようですが、どちらも『カモメ科カモメ属』の鳥なので、広義の意味で『カモメ』と呼称していました。 ついでに、真紀を混乱させて遊ぶ為でもあります。 -- 以上、ご指摘ありがとう御座いました。ALC (2008-04-22 00 13 38) 初めまして、何時も更新を心待ちにしながら拝見させていただいております。登場人物の『藤堂晴香』『藤堂奈津子』の名前と『南の島で怪しい研究』でピーンと来たのは自分だけの筈……だと思いたい( -- 通りすがり (2008-05-23 17 18 36) あ、あのね。別に、南の島で仲間とバカンスに行ったら、別のグループの女の子とかと仲良くなって、海洋生物と戯れたり、しばかれそうになってみたり、あまつさえお母さんが出てきたりするゲームとは関係ないのよ。偶然の一致、この作品はフィクションなの。……余計な事言うと、ラスボスまで取っておこうと思ったらサメには使えなかったライフルが火を吹いちゃうかもしれないよ? -- 隠し事の下手なジョーカー(ALC) (2008-05-23 23 59 55) 先生!要塞さんの写真がいつの間にか武装一覧から消えてます、どこのどなたの陰謀ですか! -- テンチョーの中身 (2008-07-07 19 47 09) 慌てるな、これは孔明の罠だ!! ……と言う事で、要塞さんの写真、復活です。 ん? 前と違う? 気のせい、気のせい。 -- ALC (2008-07-14 23 45 51) 待ちました……ずーっと新作を待っていましたよ。にしても、要塞さんすげぇ、これなんてAF? -- HPが消えて寂しいジョーカー的突っ込みした通りすがり (2008-08-14 12 46 57) Σ(゜△゜) あのHP、マジで消えてる!? ……そして要塞さんは、AFだけにパイルに弱い、と。……って、誰が上手い事言えと!?(爆) -- 長らくお待たせしました、ALC (2008-08-15 00 55 36) もう止めてマヤア! 祐一のライフはとっくにゼロよ!(財布の中身的な意味で -- ずっと前にDLしたムンラビに手を出そうか迷っているジョーカー (2008-09-02 13 39 01) 祐「俺のターン。俺は手札からATMを使用、ライフポイントを500回復させる!! (無駄な足掻き) -- ムンラビやると、どんなに死にまくっても、晴香は実は強かったんだって実感できる。ALC (2008-09-04 01 57 19) マヤアすげぇ(笑) -- 名無しさん (2008-09-06 01 20 15) 祐一募金の協力しときますねつ⑩ -- ミヤコン (2008-09-06 08 35 30) 募金総額=15円。マ「わ~い。祐一ゃん、5円チョコ3つ買って~」 祐「え、僕の取り分は!?」 マ「ん~、チョコっとやる」 祐「誰が上手いこと言えと…?」 -- 皆様、有難う御座います、なALC (2008-09-07 00 51 07) キカイオーにはまった人がここにいるぞ! -- テンチョーの中身 (2008-09-29 23 41 27) イター!? 意外と多いぞキカイオー好き!? -- リアル知人は「遊戯王?」とか言う奴ばかりだったので結構嬉しい、ALC (2008-10-05 21 07 57) つーか昔ドリキャス版持ってたぜ!持ちロボはなぜかラスボスがお母さん属性のあの子だぜやっふー! -- テンチョーの中身 (2008-10-10 22 42 29) 「お母さんのお墓参り(結果的に)」は、いまだにインパクトに残る土下座 -- 土下座 (2008-10-10 23 59 56) 今日、ドリキャス(現役)版やってたら お父さんルートに進んでしまった。 分岐条件ミスった。 -- ALC (2008-10-19 22 26 38) それはそれとして、ばかねこ回答者の皆様。 推理内容を公開しちゃっても宜しいでしょうかね? いえね、とあるお人が見たいと言うモノで……。 -- ALC (2008-10-19 22 28 22) あまりといえばあまりにも極端な攻撃方法に思わず拭いたw100くらいならまだしも千ですかwww -- ミヤコン (2008-10-20 08 27 36) まずは切腹してお詫びを……。 ミヤコン様。申し訳ない、コメントに気付きませんでした。……何たる不覚。 ……核なるうえは、ノワールさんのコラボSSでも書くしか……。 (恥の上塗りになったら如何しよう?) -- ALC (2008-11-16 23 06 35) -